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絵で表す言葉の世界―ピクトグラムは語る

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784330442143
  • NDC分類 727
  • Cコード C0265

内容説明

街に溢れる看板や標識。これらは文字や図形などで構成されており、「サイン」「案内板」「標識」などと呼ばれています。この看板類には、文字だけではなく視覚的にその場所や状況を伝える手段「ピクトグラム」が活躍しています。トイレの「男女のマーク」や、非常口の「走っている人型」は世界中で幅広く認知されているピクトグラムです。人類は「伝達」の目的を果たすために太古の昔から「絵」を活用してきました。わが国はグローバルではない「日本」という独自性を持ちつつ、ピクトグラムの国際的視覚化を目指し、現在この分野で最先端を歩んでいます。長い時を経て選び抜かれ、練り上げられた快い絵文字。言語が異なっても「目で見ればわかる」ピクトグラムの世界にご案内します。

目次

第1章 サイン―記号―が表すもの
第2章 ピクトグラムの歴史
第3章 言葉の壁を超えるため
第4章 ISOとの関わり
第5章 図記号の評価
第6章 空港のサイン計画とピクトグラム
第7章 空港のビジュアル・サイン統一
第8章 鉄道とピクトグラム

著者等紹介

村越愛策[ムラコシアイサク]
1931年旧満洲国生まれ。1956年千葉大学・工業意匠学科卒業。1980年よりISO図記号・国内対策委員会の案内用分科会主催となる。1992年千葉大学教授。1999年より2年間にわたり運輪省主導による一般案内用図記号検討委員会に参画。2001年JIS案内図記号原案作成委員会委員長となる。日本工業標準調査会ISO/TC145/SC1国内委員会主査。昭和女子大学講師、日本デザイン学会、日本サイン学会会員、サインやマークのデザイン界の第一人者として幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひつまぶし

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ピクトグラムについて調べるためにざっと流し読みしてみた。洞窟画から話がはじまるので、まわりくどい本かと思ったが、さまざまなサインの分類を整理したり、絵から絵文字が生まれ、絵文字からシンボルに発展し、という文明史的な整理も興味深い。ピクトグラムが国際的な標準として規格化される流れであるとか、それらを審議する機関の存在など、歴史も含めてよく整理されている。実証実験の結果がまとめられている章も面白い。ところどころで取り上げられる小さなエピソードも勉強になる。価値のある一冊として覚えておきたい。2022/06/02

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