出版社内容情報
未定
内容説明
新宿ターミナルを拠点とする京王電鉄は、大手他社同様、都市間輸送を担う電鉄会社だが、他社とは違うところがたくさんある。なぜ京王だけ、しかも京王線と井の頭線とも軌間が違うのか?貴賓車があったって本当?などなど、謎とフシギがたくさん!!本書は長年沿線に住み、京王電鉄とともに生きてきた著者が、そんな違いの理由や特徴を含め、京王電鉄の姿を総論的に解説する。
目次
第1章 甲州街道を走る路面電車で創業~複雑な歴史(「日本電気鉄道」という壮大な名称で始まった;社名を「武蔵電気軌道」「京王電気軌道」と再三変更 ほか)
第2章 貴賓車から京王ライナーまで~車両は多彩(最初の電車は木造単車、ポール終電だった;大正期の名車、23形 ほか)
第3章 砂利輸送と市電直通~意外な運転歴(砂利も運んだ京王電気軌道;東京市電への直通輸送も試みたが ほか)
第4章 京王の駅、その意外な生い立ち(かつては地上にあった新宿駅;京王線新宿駅の地下化 ほか)
第5章 私の沿線散歩~京王にハマる、とっておきスポットへ(京王電気軌道時代の京王新宿駅跡地;新宿駅構内に残る廃線跡 ほか)
著者等紹介
松本典久[マツモトノリヒサ]
1955年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、フリーランスの鉄道ジャーナリストとして活躍。鉄道や旅などを主なテーマとして執筆し、鉄道や鉄道模型に関する書籍、ムックの執筆や編著など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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だいとーさ
10
京王の鉄道会社としての経緯、車両、駅のことなどを網羅的に歴史的にまとめている本書。 京王が資金調達行った際は、ほうき星が観測されるタイミングで、資金調達が難航した話や、昔は砂利の販売をしていたりと、会社も100歳を越えると、色んなことがあるよなーと思わされます。 他方、競馬場やニュータウンに向かって沿線してきた1920年代や、1960年代は勢いがあったのだろう、このような仕事は今の時代には日本にはない。都市が成熟すると、仕事の在り方も大きく変わるよなーと思い知らされます。2025/03/11
かつたま
0
まあまあ同じ話が繰り返される。私も京王沿線に住んで20数年になるが、自宅付近の話がほぼ無い割に、繰り返される同じ話で何なんだ?という気が。 電車好きなひと向き、少々私にマニアックに感じる本。2025/04/26
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