出版社内容情報
★自在に語る私的学問史
岐阜に生まれた軍国少年は、いかにして、戦後日本の代表的なアメリカ文学者・比較文学者となったのか。自由闊達な学風を展開し、「浴衣がけ」の学問を提唱してきた著者が、語りとインタビューという形式で、みずからの学問史を自在に語る。『サーカスが来た!』『アメリカ文学史講義』『有島武郎』などの執筆の裏側を語ることを通して、戦後日本の文学研究の一側面を明らかにする。末尾に、平石貴樹氏の「亀井俊介研究序説」を収録。
第一部 時代を追って
第一章 少年期から大学卒業まで
第二章 学問の入り口 大学院時代
第三章 東京大学時代I
第四章 東京大学時代II
第五章 岐阜女子大学時代
第二部 著作を追って
第六章 『サーカスが来た! アメリカ大衆文化覚書』
第七章 『アメリカ文学史講義』全三巻
第八章 『有島武郎――世間に対して真剣勝負をし続けて』
第三部 学びの道を顧みて
第九章 わが極私的学問史
付録 「亀井俊介研究序説」(講演)平石貴樹
亀井俊介著作目録
亀井俊介年譜
亀井 俊介[カメイ シュンスケ]
1932年、岐阜県生まれ。1955年、東京大学文学部英文科卒業。文学博士。東京大学名誉教授、岐阜女子大学教授。専攻はアメリカ文学、比較文学。著書に『近代文学におけるホイットマンの運命』(1970年、日本学士院賞受賞)、『サーカスが来た! アメリカ大衆文化覚書』(1976年、日本エッセイストクラブ賞受賞)、『アメリカン・ヒーローの系譜』(1993年、大佛次郎賞受賞)、『有島武郎』(2013年、和辻哲郎文化賞受賞)、『日本近代詩の成立』(2016年)ほか多数。
内容説明
岐阜生まれの軍国少年は、いかにして、戦後日本の代表的なアメリカ文学者・比較文学者となったのか。『近代文学におけるホイットマンの運命』で学者人生をスタート、その後、自由闊達な学風を展開してきた著者が、語りとインタビューという形式で、みずからの学問史を自在に語る。
目次
第1部 時代を追って(少年期から大学卒業まで;学問の入り口 大学院時代;東京大学時代;岐阜女子大学時代)
第2部 著作をめぐって(『サーカスが来た!アメリカ大衆文化覚書』;『アメリカ文学史講義』全三巻;『有島武郎―世間に対して真剣勝負をし続けて』)
第3部 学びの道を顧みて(わが極私的学問史)
付録 亀井俊介研究序説(講演)
著者等紹介
亀井俊介[カメイシュンスケ]
1932年、岐阜県生まれ。1955年、東京大学文学部英文科卒業。文学博士。東京大学名誉教授、岐阜女子大学教授。専攻はアメリカ文学、比較文学。著書に『近代文学におけるホイットマンの運命』(1970年、日本学士院賞受賞)、『サーカスが来た!アメリカ大衆文化覚書』(1976年、日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『アメリカン・ヒーローの系譜』(1993年、大佛次郎賞受賞)、『有島武郎』(2013年、和辻哲郎文化賞受賞)、『日本近代詩の成立』(2016年、日本詩人クラブ詩界賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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