講義アメリカ文学史〈第1巻〉―東京大学文学部英文科講義録

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  • サイズ A5判/ページ数 457p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327472139
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3098

内容説明

著者が東京大学で行なった20年近くの講義に基づいて書き下ろした、わが国最大のアメリカ文学史講義。第1巻は、南北戦争まで。

目次

アメリカ文学の全体像―ピルグリム・ファーザーズの植民地時代からポール・オースターの21世紀まで
アメリカ文学の独自性―時間的な積み重ねを欠いた空間で新しい社会の可能性を求める若者の文学
アメリカ文学の「ロマンス」性―ヨーロッパ型の小説よりも深遠な真実をあくまでも追究するアメリカの「ロマンス型」の小説
ウィリアム・ブラッドフォード、ジョン・ウインスロップ、アン・ブラッドストリート―アメリカ文学の原点
ピューリタニズムの光と影―ピューリタニズムの理解なしにアメリカの理解は不可能
ピューリタニズムとアメリカ文学―アメリカ文化・文学に計り知れない影響を及ぼしたピューリタンの神学と現実認識
エドワード・テイラー―20世紀に発見されたピューリタン時代最大の詩人
キャプテン・ジョン・スミス―「アメリカ最初のラブロマンス」の歴史的背景
夢の楽園と現実の荒野―新大陸アメリカの自然がはらんでいたパラドックス
「アメリカの夢」と「アメリカの悪夢」―「夢の中で責任は始まる」(In dreams begin responsibilities―Delmore Schwartz)〔ほか〕

著者等紹介

渡辺利雄[ワタナベトシオ]
1935年(昭和10年)台湾新竹市生まれ。1954年、新潟県両津高校卒。1958年、東京大学文学部英文科卒。1961年、同大学同大学院修士課程修了。1962年から64年まで、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。東京大学文学部教授、日本女子大学文学部教授・文学部長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。専門はアメリカ文学(特に、マーク・トウェイン、ヘンリー・ジェイムズなどのリアリズム文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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