出版社内容情報
ヒップ・ホップ・カルチャーから生まれた語を集めた。語義、発音、例文、そして語源を可能な限り追求。社会背景が理解できる図版・参考文献付。
内容説明
収録されているスラングは、年代的に言うと、ヒップ・ホップ・カルチャーが誕生した頃(’70年代後期)から現在に至るまでである。排列は見出し語のアルファベット順。なお付録として、「スラングの語源」「アフリカン・アメリカン特有の発音」「二重否定(否定の強調)の数々」「ライヴのコール&レスポンスの決まり文句」「アフリカン・アメリカン関連文献紹介」「アフリカン・アメリカン小史」がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バズリクソンズ
23
一つのスラングに対してのルーツも著者が熱心に調べて載せており、単なる辞書という括りではなく、アフリカンアメリカンの歴史を学ぶ上での重要参考書と呼びたい。本編より巻末の関連書籍の紹介が目を見張る物があり、ブルース、ソウル、ヒップホップへと発展していく過程が奴隷制度から公民権運動を経ていった社会背景と重なっていく必然性を読み解ける。相手を罵るだけがスラングではなくむしろ逆の意味で使われるスラングもあったり、とにかくSEXの表現のスラングが多い事も頷ける。銃の表現も沢山あって銃社会アメリカの闇も認識できる傑作。2024/05/19
Yukiyahn_zb
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改訂版がもうでてるね、自分が持っているのは古い方