出版社内容情報
日本人とアメリカ人の日常の振る舞いや習慣、身近なニュースなどを比較検討することで、2つの文化の特質を探る。さらに私たちの無意識の言動が自国の文化に影響され、私たちの価値観が文化を形作るという相互作用を明らかにする。
日米比較で浮かび上がる21世紀の価値観のゆくえ
日本人とアメリカ人のなにげない日常の振る舞いや習慣、身近なニュースなどを比較検討することで、わかりやすく、2つの文化の特質を探ります。そして私たちの多くがふだん特別意識することなく行う習慣やしきたり、無意識に持っている考え方、また深い意味もなく発する決まり文句は、実は自国の文化に大きく影響されている――目には見えないこの事実を、豊富な事例をもとに鮮やかに描きだします。さらに最新の事例や調査結果も参照しながら、私たちの価値観が、日本の文化を形作っているという相互作用を明らかにし、よりよい文化のありかたを探ることを目指しました。
内容説明
日本とアメリカという、2つの国の文化の特質を、それぞれの文化に特有のさまざまな価値観―「謙遜」と「対等」、「集団」と「個人」、「依存」と「自立」、「形式」と「自由」、「調和」と「主張」などなど―をもとに、豊富なエピソードを紹介しながら描き出す。目には見えない文化を具体的にとらえ、よりよい文化のあり方を探る、未来志向の1冊。
目次
1部 日米の文化変形規則(CTR)(文化変形規則『謙遜志向』対『対等志向』;文化変形規則『集団志向』対『個人志向』;文化変形規則『依存志向』対『自立志向』;文化変形規則『形式志向』対『自由志向』;文化変形規則『調和志向』対『主張志向』;文化変形規則『自然志向』対『人為志向』;文化変形規則『悲観志向』対『楽観志向』;文化変形規則『緊張志向』対『弛緩志向』)
2部 文化変形規則(CTR)をめぐって(CTRシステム;宗教;日英語の衝突とCTR;CTRと学校英語教育;研究対象としてのCTR)
著者等紹介
松本青也[マツモトセイヤ]
愛知淑徳大学名誉教授。文学博士。米国コロンビア大学大学院修了(応用言語学修士)、米国ハーバード大学客員研究員(1982‐83)。外国語教育メディア学会副会長・中部支部長(1999‐2004)。愛知淑徳大学大学院グローバルカルチャー・コミュニケーション研究科長、コミュニケーション学部長、交流文化学部長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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