出版社内容情報
独立時の首相であった著者が明かす独立秘話,共産党対策,日本軍時代の体験などを綴った書。建国事業への歩みを知る歴史的資料。マラヤ・マレーシア現代史の貴重な証言。
内容説明
マレー半島をイギリスの植民地統治から独立させ、さらにマレーシア連邦を結成していった歴史の当事者、マラヤ(後のマレーシア)初代総理大臣ラーマンが自ら語る現代史の貴重な証言。
目次
1部 独立をめざして(国民選挙の準備―連盟党の闘い;ロンドンへ―T.H.タンの思い出)
2部 独立(連盟党指導者たちの誓い;ムルデカへの序曲)
3部 マレーシア連邦の誕生(マレーシアの結成;スカルノ、マレーシア構想をはねつける;ラザクの夢―和平への兆し)
4部 出会い(ゴ・ジン・ジェム支援の真相;国家建設に尽くした人々;タン・シュウ・シンの決断;UMNOを脅かした出来事)
5部 スルタンと州行政(マレーシアの王制―民主主義のシンボル;新しいモスレムの誓い)
6部 日本軍時代の体験
7部 人生航路(植民地時代の役人生活;忘れられない事々)