出版社内容情報
新ユーゴ,クロアチアを初め,スロヴェニア,ボスニアなど旧ユーゴ圏の独自の美学をもつ華麗なサッカー。その社会背景をドキュメント。
内容説明
「東欧のブラジル」ユーゴスラヴィアの真実。知的サッカーファン必見のノンフィクション。
目次
プロローグ 「友愛と団結」の果てに…―あるいは今はなきユーゴスラヴィア・ナショナルチーム
第1章 美しき国・美しき人々―スロヴェニア共和国
第2章 義理人情のヤドランスコ・モーレ―クロアチア共和国
第3章 フットボールはアザンとともに―ボスニア・ヘルツェゴヴィナ共和国
第4章 さらば、赤い星―ユーゴスラヴィア連邦共和国(セルビア共和国)
第5章 旅の終わりに…―中欧フットボール紀行
エピローグ さまよえるセルビア人―あるいはラデ・ポグダノヴィッチとワールドカップ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩火事
9
今ではJFLまで裾野を広げて押しも押されぬライターさんになられた宇都宮さん。処女本のテーマがユーゴ関係だったとは。この本を読んで旧ユーゴ地域でサッカー観戦をする勇気はないけれど、東京オリンピック代表になった国の試合は見に行ってみたくなりました。2019/04/22
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
解体しなかったら、どんなに凄いチームが出来ていたんだろうか…。2016/01/10
Kahei Tamura
0
古き良きユーゴノスタルギアの残り香が漂う頃の話だなぁ。2014/07/18
どくの
0
正直旧ユーゴの実情なんて日本じゃわからないし、知りたいとも思わなかったから、文化や宗教に対する考え方とか知らないことだらけだった。今はもっと復興がすすんで、平和になっているのか。行ってみたい。それと、何事も現場じゃないとわからないのか。 もうひとつ思ったのは、ただ現場に行っても得られるものってちょっとなのかなって思った。そこにいる人達と交流してこそわかるのかな。そこを踏み出す勇気が…必要だな…2013/05/22
読書家γ
0
宇都宮徹壱氏の処女作。バルカン半島に蠱惑的なものを感じるというのは、東欧地域に興味を抱いている自分とダブるのだけれど、それを実行してしまう宇都宮氏の行動力には敬服する。2012/10/05