出版社内容情報
椎名漫画の30年。画集+自作解説集!
初連載『GS美神 極楽大作戦!!』から、連載中の『絶対可憐チルドレン』まで。さらにはデビュー作『Dr.椎名の教育的指導!!』にも遡り、作者本人が自作とキャラを自筆で解説! 元ネタ披露から、椎名流のひねり方、担当との食い違いから今後の構想も!? 各作品のカラーイラストや漫画原稿を鑑賞しながら椎名漫画の30年を振り返り、その創作の過程や発想の源に迫る、画業30周年のメモリアルブックです。
【編集担当からのおすすめ情報】
編集担当として『絶対可憐チルドレン』の一時期と、今回の画業30周年記念本に携わらせていただきました。(ちなみに一読者としては『電化製品に乾杯!』に胸を打ち抜いていただきました)。椎名先生のお話は「ああ、なるほどなあ」と膝を打つことが多くてとても刺激的で、時に刺激的すぎる程です(笑) 椎名先生の思考と30年の漫画家生活の詰まったこの本、椎名漫画のファンの方々も漫画家を志す方々も、是非お読み頂ければ幸いです!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブラフ
9
「GS美神極楽大作戦」「(有)椎名百貨店」「Mr.ジパング」「一番湯のカナタ」そして「絶対可憐チルドレン」まで、椎名高志による裏話も含めつつの作品解説が主なムックかな。それぞれのカラーイラストなども挟みつつだけども、著者に興味ないとあまり面白くないかも。「GS美神」のアニメ(Live)からハマって、漫画もアニメも大好きで「(有)椎名百貨店」なんて中学生の時分に大好きすぎたけど、同級生の誰とも共有できなかった僕自身はすっごい面白かったけどね!w2020/04/12
Fumitaka
1
「少年漫画らしい」物語が得意でない(p. 8)という椎名高志先生のご謙遜は、奇しくも荒木飛呂彦先生の「王道」からはズレていると自覚されていたというお話に似ているが、確かに「王道」の流れを椎名先生は意図的に外されている気がするのでそれは先生の手腕です。最後で腕が引っこ抜ける短編(p. 80)は俺も覚えてますが「椎名高志先生っぽい」と思った。高橋留美子先生の「見やすい」(p. 37)という評は確かに的確な評価だ。あと唐巣神父が藤田和日郎先生(p. 17)って公言されている。ここだったのか。2025/01/13
とんび
0
漫画の描き方の本だと思って買ったら、自作解説本だった。 サンデー編集部(者)をクソミソに書いてあるので、何度も発行が小学館であることを確認してしまった(笑) これは編集部が反省し現在は良好な関係にある、と解釈していいのかな。2022/09/13
Mr.deep
0
GS美神は私の青春。ものすごく前向きで希望に満ちた回想な前半二つと、ドロドロと怨嗟に満ち満ちた後半との落差に笑う。とりあえずサンデーの編集は噂通り糞だってのがよく分かった2019/09/25