レコードの美学

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  • サイズ A5判/ページ数 469,/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784326851058
  • NDC分類 760.9
  • Cコード C0073

出版社内容情報

複製技術時代の音楽の存在様態と美学を考察。エジソンからシンセサイザー・ミュージックの最先端まで,テクノロジーの発展と音楽様式・音楽美学の変容との関係を探究する。

【目次】
まえがき


 1 問題群としてのレコード
 2 美的機能
 3 技術の「本質」

1 レコードの考古学
 1 エジソン以前
 2 エジソン:歯で聞く
 3 エクリチュールと録音
 4 第二次聴覚性
 5 ベルリナー:保存から反復へ
 6 電気録音:マイクロフォン
 7 ストコフスキー:PAとステレオへ
 8 素晴らしきテープ編集
 9 デジタル・テクノロジー

2 聴取と複製技術
 1 共同体的聴取
 2 コンサートと自律音楽
 3 アウラとフェテシズム
 4 永遠回帰と複製技術
 5 レコードにおける差異と反復

3 美的経験としてのレコード聴取
 1 機会性と経験
 2 効果の美学
 3 「サウンド」
 4 作品から経験へ
 5 ポピュラー音楽の方へ

<付論1>技術/テクノロジーの記号論 序
 1 技術/テクノロジー
 2 演奏(パフォーマンス)
 3 複製技術

<付論2>弱い聴取
 序
 1 ハイデガー:存在的聴取
 2 ケージ:からっぽの聴取
 3 ニューザック:禁じられた聴取
 4 イーノ:約束された聴取

<付論3>レコードの濫用―ケージとマークレイ
 1 芸術と玩具
 2 ケージ:宇宙的なカタフォニー
 3 クリスチャン・マークレイ:音楽の摩滅

結論


参考文献
英文要旨

内容説明

レコードを考えるとは、レコードを通して概念を鋳直すこと。レコードが回るように思考が回る。レコードの旋回運動をコピーするのではなくそれを耳で追いながら別の運動形態を創造していくこと。

目次

レコードの考古学
聴取と複製技術
美的経験としてのレコード聴取
付録(技術/テクノロジーの記号論;弱い聴取;レコードの濫用―ケージとマークレイ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

十文字

1
アドルノ VS ベンヤミンから始まり、ジョン・ケージ、クリスチャン・マークレーまでの、まるで音楽の死をジワジワと辿っていくような本だった。最近はレコードも息を吹き返してきてるけど。クリスチャン・マークレーは11月に展覧会があるんだな。2021/07/05

pddk

1
硬いなーと思ってたけど、だんだんわくわくしてくる!でももっかい読まないとわかってないと思う…。2009/12/19

nono

0
第一章での、レコードの「ハード」面の歴史を辿る試みは珍しく、大変興味深く読みました。アドルノとベンヤミンの対決を扱った章は、ポストモダニズムと西洋音楽史についての予備知識がないとちょっとキツいのでは…。2013/04/08

水紗枝荒葉

0
伝統的な芸術音楽の美学に対し、ポピュラー音楽の美学を建築すること。本書の主要な論敵が1930-50年代のアドルノであることから察せられるように、この方向の蓄積はあまりに少なく、本書以後もまとまった成書は見られない。最近は分析哲学系の音楽美学が流行っているらしい。 本書を今読むと、90年出版というのが絶妙に座り悪く感じる。道具立てはニューアカとポピュラー音楽研究の延長で、クラブミュージックを著者は身体化していない。そこそこ堅実だが、「90年の現状追認」という印象も受ける。扱いが難しい本だ。2024/05/13

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