出版社内容情報
イギリスやアイルランドを中心とするヨーロッパ演劇の普及というかたちで進んだオーストラリアの新しい文化政策を追究する。
本書は、21世紀を迎えたオーストラリアがどのような文化行政を展開しているか、劇団活動や劇場施設はどのような事情にあるか、地方自治体はどのような施策を展開しているか、地域住民あるいは観客はどのような動向を示しているかを、おもにヴィクトリア州を取り上げ現状の全体的把握に努め論及する。
(関連書)『ヨーロッパ演劇の形』『欧米演劇を探る』『地域と演劇』 (小社刊)
第一章 ヴィクトリア州の劇場型文化施設の数量的現状
第二章 地方都市における劇場型文化施設の物理的水準と管理運営
第三章 州都圏の劇場型文化施設の物理的水準と管理運営
第四章 ヴィクトリア州の文化行政とその現場
第五章 ヴィクトリア州の劇場文化の構造
結語
補遺 オーストラリアの文化政策
あとがき
内容説明
本書は、二一世紀を迎えたオーストラリアの劇団活動や劇場施設はどのような事情にあるか。政府はどのような文化行政を展開しているか。市町村ではどのような施策を展開しているか。地域住民あるいは観客はどのような動向を示しているか。できるだけ広範囲な現地調査によって現状の全般的把握(共時的研究)に努めた。そして集めたデータを整理分析し、現状に至るまでの歴史的経過の研究(通時的研究)を行ったものである。
目次
第1章 ヴィクトリア州の劇場型文化施設の数量的現状
第2章 地方都市における劇場型文化施設の物理的水準と管理運営
第3章 州都圏の劇場型文化施設の物理的水準と管理運営
第4章 ヴィクトリア州の文化行政とその現場
第5章 ヴィクトリア州の劇場文化の構造
補遺 オーストラリアの文化政策
著者等紹介
安藤隆之[アンドウタカユキ]
1947年生。名古屋大学大学院・パリ大学大学院。中京大学教養部教授(フランス語・演劇学)。中京大学文化科学研究所所員
玉井祥子[タマイサチコ]
日本女子大学。元オーストラリア大使館上級職員。中京大学文化科学研究所準所員。オーストラリア学会会員。アートコーディネーター
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