内容説明
メディアは女性の味方なのか。いちじるしく多様化し発展するメディア状況とジェンダーの今日的関係を多角的に描き出す。
目次
メディアとジェンダー研究
第1部 マス・メディアとジェンダー(ニュース報道とジェンダー研究;テレビ娯楽の変遷と女性―テレビドラマを中心に;メディアとスポーツ;広告・消費・ジェンダー)
第2部 パーソナル・メディアとジェンダー(電子メディアとコミュニケーション;身体表現・メディア・ジェンダー)
メディア社会を生きる女性たち
著者等紹介
国広陽子[クニヒロヨウコ]
1948年生まれ/慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京女子大学現代教養学部人間科学科コミュニケーション専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うずまきねこ
1
メディアが担ったジェンダー形成のあらましや、逆にそのステレオタイプを変えるためのツールとしてのメディアの可能性を提示している本です。古くからあるバイアスを助長させたということは、その解除にも一役買えるということでしょう。「視聴者が選んでいるテレビ番組に視聴者が何を反映させているか、そこにどのようなジェンダーによる相違があるか」や「ジェンダー秩序の再生産」に関しては、本書で挙げられているものの他に、文字媒体である書籍についても同じことが言えるのではないでしょうか。大変有用性の高い指摘だと思います。2015/03/15
もちねこLv.4
0
「〇〇はステレオタイプである」という内容が多く、やや疲れた。本書でも一箇所指摘があり、また実際にこうした論考を出す方々には共有されている意識だとは思うが、マスメディアは「常識」の増幅装置であるという考え方は肝に銘じておきたい。2016/09/01
わをん
0
参考になりました。2012/12/13
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