出版社内容情報
明治期、ジェンダーの布置はいかに再構築され、女性主体によってどう経験されたのか。近代を生き抜いた二人の女性の波乱万丈の人生!
近代日本で、時代の先駆けとなる女性は主体としていかに人生を生きたのか。本書では、明治維新後の女性の経験、近代日本における「恋愛」の登場、自由民権運動と女性、キリスト教と女性などのテーマが交錯する。「新しい女」の先駆ともいえる明治前後の女性の鮮烈な人生を叙述することにより、当時のジェンダーのあり様を照射する。
内容説明
近代日本における「恋愛」の登場、自由民権運動・キリスト教と女性など、混沌とする時代の母娘の人生をジェンダー・システムとの関連で叙述/再構築することにより、個人史を社会的・歴史的文脈の中に照射する。
目次
第1章 男装の「烈婦」
第2章 「積年の習慣を破るべし」
第3章 「隅の石」
第4章 「北海の広野」
第5章 「神の予定に与った者」
エピローグ 「天のほか人を裁可するあたわず」
著者等紹介
小檜山ルイ[コヒヤマルイ]
1957年、神奈川県に生まれる。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士課程修了。学術博士(国際基督教大学)現在:東京女子大学現代教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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