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出版社内容情報
「メディア」は私たちの生きる世界とどのような関係にあるのだろうか?個別科学の研究をのりこえ、「総合の知」をめざす哲学からの発言!
めざましく変わる環境としてのメディアにどう対応すべきか?ハイデガー、ラカン、パース、フルッサーの存在論、自己生成/他者理解、コミュニケーションの哲学に拠りつつ、閉じつつ開かれる場としてのメディアの理論を構築し、ジジェク、ドレイファスらによる今日の分析にも理論の適用を試みる。
関連書:『パース著作集』(全3巻)、フルッサー『写真の哲学のために』(小社刊)
序章 メディア研究の「方法」
第一部──
第一章 メディアと「主体」の位置
──ラカンと「境界」の論理
第二章 メディアと「記号過程」のスキーマ
──パース「三項図式」の拡張
第二部──
第三章 シーケンスの働き
──パースの「記号過程」からフルッサーの「デザイン」へ
第四章 インタラクションとイデオロギー
──ジジェクによるテレビジョンと電子メディアの連続性の発見
第五章 マルチ・モーダルなメディアと新しい「主体」
──ドレイファスはハイデガーの問いに答えられているか?
付録「メディア研究の方法」を考えるための道具箱
あとがきにかえて
文献
内容説明
メディアに囲まれて生きる今日の我々と、世界の構制を「哲学の問い」に晒す。
目次
序章 メディア研究の「方法」
第1章 メディアと「主体」の位置―ラカンと「境界」の論理
第2章 メディアと「記号過程」のスキーマ―パース「三項図式」の拡張
第3章 シーケンスの働き―パースの「記号過程」からフルッサーの「デザイン」へ
第4章 インタラクションとイデオロギー―ジジェクによるテレビジョンと電子メディアの連続性の発見
第5章 マルチ・モーダルなメディアと新しい「主体」―ドレイファスはハイデガーの問いに答えられているか?
付録 「メディア研究の方法」を考えるための道具箱
著者等紹介
水島久光[ミズシマヒサミツ]
1961年、東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、広告会社、インターネット・メディア企業に勤務。2003年、東京大学大学院情報学環・学際情報学府修士課程修了。現在、東海大学文学部広報メディア学科助教授。メディア論、社会思想、情報記号論
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