内容説明
住民自身による健康実現活動にむけ、行政は、保健師は、何をなすべきか。どのように地域の実態を把握し、どのように保健活動に活かすのか。詳細な活動記録から立ち上がる実践の指針。
目次
第1章 地域保健計画づくりにおける基本(健康増進法制定と健康日本21;健康日本21での具体的目標をどううけとめるか;地域の実態と実情の把握)
第2章 地域の実態把握から活動の計画化へ(中川町でのとりくみの概要;地域実態把握の過程とその内容;課題設定に向けてのまとめ;予防活動の計画;中川町でのとりくみについて)
第3章 実践へのみとおし(自分たちの実践における課題は何か;糖尿病Aさんへのアプローチ;Aさんが動く;訪問実践とその学習会からの学び)
第4章 地域活動の展開に向けて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kera1019
4
厚生省が21世紀における国民健康づくり運動として策定した「健康日本21」を元に地域の保健計画化を行う保健師さんの苦労が手に取るように読めました。中川町の保健師さんが地域住民の診断結果を読み取り、各家庭を廻り、その人の職歴や生活環境を聞き取って、地域住民の健康問題の解決や健康づくりの支援に取り組むのに何が必要か探って行くという作業の大変さには頭が下がりましたし、「予防」の大切さが身に染みました。2014/06/02
Ayano
1
健康日本21は勉強のためではなく、活用するためにあるのだと(←当たり前ですが…)改めて実感した本。 理論に結びつけて実践ができる保健師になりたい!と強く思える本。 タイトルからは、読みにくそう・難しそうという感じがするけど現役で勤務されている方は現況と結びつけて読んでいくと読み進めやすいと思う。2007/03/05
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