ERIA=TCERアジア経済統合叢書<br> ASEANの自動車産業

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ERIA=TCERアジア経済統合叢書
ASEANの自動車産業

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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326504237
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C3033

出版社内容情報

ASEANにおける自動車産業の生成を、第2のアンバンドリング(生産工程・タスク単位の国際分業)等最新の理論枠組みの下で分析。地域工程間分業推進のエンジンともなるべき産業の一つが自動車産業であり、それを支える自動車部品産業の生産ネットワークの力が、その前進に大きく寄与している。このような工程間分業がなぜASEANで生じ発展してきたかについて、その中心的存在であるASEANの自動車・同部品産業の現状を明らかにし、かつその将来展望を提示するのが本書の目的である。

ERIA=TCER アジア経済統合叢書刊行に当たって



序章 ASEAN自動車・部品企業の現状と地域統合  西村英俊・小林英夫

はじめに

1. ASEAN自動車・同部品産業の位置と特徴

 1.1 ASEAN のモータリゼーション

 1.2 ASEAN工業化の歩みと自動車産業政策

 1.3 ASEAN自動車生産・販売動向

 1.4 ASEAN各国自動車生産・販売動向

 1.5 日本自動車部品産業のASEAN展開

2. 自動車・同部品産業とASEAN地域統合

 2.1 「集団的外資依存輸出志向工業化」への政策転換とBBC, AICOスキーム

 2.2 「ASEAN経済共同体(AEC)」への道

 2.3 ERIA(Economic Research Institute for ASEAN and East Asia)の設立と活動

 2.4 ASEAN内自動車部品産業のセカンドアンバンドリング

3. 自動車メーカーのASEAN戦略

 3.1 ASEAN戦略の企業別類型

 3.2 ASEAN戦略の生産システム別類型

 3.3 TPPとASEAN部品産業の変化

おわりに



第1章 自動車・自動車部品と経済統合  木村福成・浦田秀次郎

はじめに

1. 2次元のフラグメンテーションと自動車産業

2. セカンドアンバンドリングとASEAN自動車産業の形成

3. 貿易・産業振興政策の果たした役割

おわりに



第2章 タイの自動車・部品産業  黒岩郁雄・Paritud Bhandhubanyong・山田康博

はじめに

1. タイにおける自動車産業の発展

 1.1 タイ自動車産業の概況

 1.2 自動車産業政策

 1.3 自動車の産業集積とASEAN域内の生産ネットワーク

2. タイにおける自動車企業

 2.1 タイの自動車企業の動向

 2.2 日系自動車企業の事例研究

 2.3 その他組立企業事例研究

3. タイにおける自動車部品企業

 3.1 発展の経緯

 3.2 日系部品企業の事例研究

 3.3 タイ系自動車部品企業の事例研究

4. タイ自動車産業の今後の展望

 4.1 概観

 4.2 タイ政府の自動車産業高度化政策

 4.3 フラッグシッププロダクツ

 4.4 地域経済統合への対応

おわりに



第3章 インドネシアの自動車産業  磯野生茂

はじめに

1. インドネシア自動車産業の現状と歴史

 1.1 インドネシア自動車産業の現状

 1.2 政策の歴史

 1.3 インドネシア自動車産業が「成功」した要因

2. 自動車メーカー, 部品メーカーの集積の変化とASEAN域内再編

 2.1 自動車メーカー, 部品メーカーの集積

 2.2 ASEAN域内再編

3. インドネシア自動車産業の展望と必要な諸政策

 3.1 他国自動車メーカーとの競争

 3.2 経済地理シミュレーションモデルによる渋滞緩和施策の経済分析

おわりに



第4章 マレーシアの自動車・自動車部品産業  穴沢 眞

はじめに

1. マレーシアの自動車産業

 1.1 マレーシアにおける自動車産業の変遷

 1.2 生産と販売

 1.3 産業集積

2. マレーシア自動車産業の現状

 2.1 自動車産業の現状

 2.2 貿易動向

3. 主要メーカーの動向

 3.1 プロトン

 3.2 プロドゥア

 3.3 DRB-HICOM

 3.4 トヨタ

 3.5 自動車部品メーカー

4. マレーシア自動車の将来

 4.1 NAP2014

 4.2 AECと自動車産業

おわりに



第5章 フィリピンの自動車・自動車部品産業  福永佳史

はじめに

1. フィリピン自動車産業の概況

 1.1 新車販売市場の現状

 1.2 自動車国内生産体制の現状

 1.3 自動車関連製品の貿易構造

 1.4 自動車部品産業の概要

2. フィリピン自動車産業の将来:包括的自動車産業再興戦略プログラム

 2.1 自動車産業ロードマップ作成にいたる経緯

 2.2 自動車産業ロードマップの提言

 2.3 自動車産業ロードマップ発表後の混乱

 2.4 包括的自動車産業再興戦略プログラムの発表

3. 自動車産業の将来:ASEAN経済共同体と東アジア経済統合

 3.1 ASEAN経済共同体(AEC)

 3.2 ASEAN+1 FTAの実施

 3.3 その他の地域経済統合の取組

おわりに



第6章 ベトナム自動車・部品産業の現状と課題  金 英善

はじめに

1. 自動車・部品産業の概況

 1.1 発展史

 1.2 ASEANの中での特徴

2. ベトナム自動車市場の動向

 2.1 生産・販売動向

 2.2 市場の特徴

3. 主要自動車企業分析

 3.1 THACO社(チュンハイ)

 3.2 トヨタベトナム社

4. 自動車部品企業の事例

 4.1 シートメーカーのT社

 4.2 他社拡販ができたTK社の事例

 4.3 ワイヤーハーネス生産のVY社

 4.4 まとめ

5. 自動車・部品産業の課題

 5.1 自動車産業関連政策および規制

 5.2 今後の課題

 5.3 「AEC2018」への対応

おわりに



第7章 ラオス自動車・部品産業の現状と課題  小林英夫

はじめに

1. ラオス経済の発展と経済特区の特徴

 1.1 ラオス経済の現状

 1.2 経済特区の建設と活動

2. ラオス自動車輸入状況と日韓シェア逆転現象

 2.1 全体的状況

 2.2 輸入動向

 2.3 ラオス市場での日韓逆転

 2.4 日韓逆転を生み出した市場条件分析

3. 韓国現地メーカーKOLAOと「後発企業の新興国市場優位戦略」の展開

 3.1 KOLAOのラオス事業展開

 3.2 KOLAOのラオス事業展開の特徴

4. KP集団の事業展開

 4.1 KP集団の事業展開

 4.2 KP集団の事業展開の特徴

5. 中国企業の動き

6. 「AEC2018」とラオス自動車産業

おわりに



第8章 カンボジア自動車・部品産業の現状と課題  小林英夫

はじめに

1. カンボジア経済概況と経済特区

 1.1 カンボジア経済概況

 1.2 経済特区概況

 1.3 経済特区から見た産業集積の地理的特徴

2. カンボジア経済特区から見た産業集積の2つの方向性

 2.1 「工業化初発段階国」と経済特区

 2.2 「ポイペト経済特区」(第1類型)

 2.3 「コッコン経済特区」(第1類型)

 2.4 「ドラゴンキング経済特区」(第2類型)

 2.5 「プノンペン経済特区」(第3類型)

3. 「点在型工業拠点」拡張の方向性

4. 拠点拡張の方向と自動車部品産業

5. 「AEC2018」とカンボジア産業



第9章 ミャンマーの自動車・自動車産業  高原正樹

はじめに

1. 自動車産業の概況

 1.1 日本の戦後賠償プロジェクトとしてスタート

 1.2 スズキ, 外資として初の組立工場立ち上げ

2. 自動車産業の現況

 2.1 国営工場の生産台数は急減

 2.2 日本からの中古車輸入が激増

 2.3 外国メーカーは新車市場の獲得狙う

3. 主要企業分析

 3.1 独資100%で再進出を果たしたスズキ

 3.2 インドネシア工場のサプライチェーン化図るアスモ

 3.3 自動車部品分野は外資のCMP制度利用に期待

4. 自動車産業の将来

 4.1 ティラワ経済特別区の開発に期待

 4.2 2018年域内関税撤廃を睨み, 整備進む

おわりに



第10章 ASEAN地場自動車部品サプライヤー育成に向けた課題  植木 靖

 ――タイ・ベトナム企業アンケート調査の結果から――

はじめに

1. 裾野産業形成

2. 地場企業開発の現状

 2.1 アンケート調査

 2.2 プロセス改善

 2.3 プロダクト改善

 2.4 内部資源形成

 2.5 企業間技術支援

3. 地場部品サプライヤー育成に向けた課題

おわりに



あとがき

索引

西村 英俊[ニシムラ ヒデトシ]
西村 英俊(にしむら ひでとし) 1952年大阪生まれ。1976年東京大学法学部卒業。通商産業省入省。1981年7月米国イェール大学大学院修了(MA)。現在, 東アジア・アセアン経済研究センター事務総長。早稲田大学客員教授, 明治大学国際総合研究所フェロー, インドネシア・ダルマプルサダ大学客員教授。 専門, 東アジア経済統合, 産業政策。主要著作, 「東アジア経済統合と進むべきアセアンの道」『早稲田大学アジア太平洋討究』22巻, 2014年, 「東南アジア自動車部品企業の現状と地域統合」『自動車部品産業研究所紀要』第9号, 「輸出自主規制に関する一考察」『通商政策研究』 No.6, 1983年, ほか。

小林 英夫[コバヤシ ヒデオ]
小林 英夫(こばやし ひでお) 1943年東京生まれ。1966年東京都立大学法経学部卒, 1971年東京都立大学博士課程修了。現在, 早稲田大学名誉教授, 早稲田大学自動車部品産業研究所顧問。専攻, アジア経済論・アジア企業論・日本近現代史。主要著書『戦後アジアと日本企業』(岩波書店, 2001年), 『産業空洞化の克服』(中公新書, 2003年), 『BRICsの底力』(筑摩書房, 2008年), ほか。

内容説明

ASEANから発展する工程間分業という新しい自動車産業の姿。空間経済学・セカンドアンバンドリング(生産工程・タスク単位の国際分業)等最新の理論枠組みの下で分析し将来展望を考察する。

目次

序章 ASEAN自動車・部品企業の現状と地域統合
第1章 自動車・自動車部品と経済統合
第2章 タイの自動車・部品産業
第3章 インドネシアの自動車産業
第4章 マレーシアの自動車・自動車部品産業
第5章 フィリピンの自動車・自動車部品産業
第6章 ベトナム自動車・部品産業の現状と課題
第7章 ラオス自動車・部品産業の現状と課題
第8章 カンボジア自動車・部品産業の現状と課題
第9章 ミャンマーの自動車・自動車産業
第10章 ASEAN地場自動車部品サプライヤー育成に向けた課題―タイ・ベトナム企業アンケート調査の結果から

著者等紹介

西村英俊[ニシムラヒデトシ]
1952年大阪生まれ。1976年東京大学法学部卒業。通商産業省入省。1981年7月米国イェール大学大学院修了(MA)。現在、東アジア・アセアン経済研究センター事務総長。早稲田大学客員教授、明治大学国際総合研究所フェロー、インドネシア・ダルマプルサダ大学客員教授。専門、東アジア経済統合、産業政策

小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年東京生まれ。1966年東京都立大学法経学部卒、1971年東京都立大学博士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、早稲田大学自動車部品産業研究所顧問。専攻、アジア経済論・アジア企業論・日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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