内容説明
政治的混迷の渦中での地域主権改革と、続発する「地方の乱」。危機的段階を迎えた戦後地方自治制の行方とその改革のあり方を提示し、真の住民の自治体を構築するために必要な理論と現状を分析。
目次
変容する戦後地方自治制
第１部 「住民自治の充実」と新しい自治体像の模索（地方自治改革の動向と課題；新たな公共空間の形成と協働―自治体とＮＰＯ；住民自治組織と自治体職員の役割―宝塚市・上越市のコミュニティ政策を事例に；日本型都市内分権と地域自治組織―行政区改革の現状と展望）
第２部 「財政の分権」と行財政運営（自治体の「自律」と地方財政；自治体政策の総合デザインと自治体経営―財政縮小時代の「計画行政」と政策実践；財政健全化法制と財政規律）
第３部 公会計改革と地方自治（公会計改革の動向とその意味；公共料金と原価管理―地方公営企業における総括原価主義の問題点；自治体予算制度の改革）
自治体の再生から維持可能な社会へ―戦後地方自治制の混迷と危機を超えて
著者等紹介
遠藤宏一［エンドウヒロイチ］
１９４２年、新潟県生まれ。１９７６年、大阪市立大学大学院経営学研究科博士課程単位取得退学。現在、南山大学総合政策学部教授。大阪市立大学名誉教授。商学博士。専攻財政学・地方財政論・地域政策論
亀井孝文［カメイタカフミ］
１９４７年、愛知県生まれ。１９７８年、神戸商科大学大学院経営学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、南山大学総合政策学部教授。博士（経営学）。専攻会計学・公会計論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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