台湾の経済開発政策―経済発展と政府の役割

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502011
  • NDC分類 332.224
  • Cコード C3033

出版社内容情報

アジア通貨危機、日本のバブル崩壊以後、台湾型の経済発展モデルが注目されている。台湾型モデルは、集団主義ではなく、広い裾野に多数の中小企業が競い合う柔軟な経済構造と個人の企業家精神に支えられている点に特徴がある。
 本書は、台湾の経済発展に重要な役割を果たした経済開発政策に焦点をしぼり、産業政策、経済計画の政府機構、市場刺激的技術政策、中小企業政策、政府間財政関係、金融政策とその改革、の面から台湾がいかに今日の繁栄を勝ち得たか考察する。巻末に政府機構の変遷と経済年表を付す。


内容説明

アジア通貨危機後、注目される台湾型経済発展モデルとはなにか。経済発展に重要な役割を果たした経済開発政策に焦点をしぼり、台湾がいかに今日の繁栄を勝ち得たか考察する。

目次

第1章 産業政策と経済発展
第2章 経済計画機構と政府の役割
第3章 産業発展と市場刺激的技術政策
第4章 中小企業政策と政府の役割
第5章 政府間財政関係
第6章 金融諸改革と今後の課題

著者等紹介

朝元照雄[アサモトテルオ]
1950年生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士課程修了。日立製作所技術部主任・副参事、ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センター客員研究員を経て、現在は九州産業大学経済学部教授・博士(経済学)。主著は「現代台湾経済分析」(’96年)、「台湾経済論」(共編、’99年)、「中国の歴史と経済」(共著、2000年)など

劉文甫[リュウブンホ][LiuWenFu]
1937年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程修了。アジア経済研究所動向分析部専門員、国内客員研究員を歴任、長年にわたり「アジア動向年報」の台湾記事を執筆。主著は「台湾・香港Q&A100」(共編,’96年)、「世界のチャイニーズ」(共著、’91年)、「台湾経済論」(共著、’99年)など
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