出版社内容情報
裁判の階級性を摘出し,最高裁の権力追従の実態を暴き,頻発する裁判官の不祥事の原因は、最高裁の人権感覚の欠如にあることを実証し、真の司法独立への道を探る問題の書。
【目次】
Ⅰ 司法行政と裁判統制
1 司法行政の方向づけと裁判
2 人事行政による裁判官統制
3 裁判干渉の問題
4 新任拒否の実態
5 参与判事補制度
Ⅱ 裁判官と裁判所
1 裁判官仮説とその検証
2 基地問題と裁判所
Ⅲ 司法の危機と司法行政
1 司法の危機と裁判官の独立
2 村上コートの軌跡
3 鬼頭判事補問題
Ⅳ 戦後の司法制度改革
1 序説
2 裁判所法の立法過程
3 最高裁判所の構成
4 違憲法令審査権
5 法曹一元化と官僚裁判官制度
6 裁判官の政治活動
7 司法行政
8 臨時最高裁判所
9 最高裁判所の発足