六訂 憲法入門 (6訂)

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六訂 憲法入門 (6訂)

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784326451098
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C3032

出版社内容情報

2015年、反対の声を黙殺し、安保法案可決――。日本国憲法はどこへ行くのか。あるべき姿と本質を示す決定版入門書、必然の改訂!

? 憲法から見た「東西」と「南北」──「四つの’89年」とその後

 1 一六八九年・一七八九年・一八八九年・一九八九年

 2 権利保障と権力分立──その具体的あり方の変遷

 3 「人類普遍の原理」──西洋近代文明の光と影



? 日本の近代にとって「憲法」とは──「和魂洋才」と「西洋かぶれ」の間

 1 幕末の開国から帝国憲法の発布へ──「建国ノ体」と「海外各国ノ成法」の間

 2 帝国憲法の運用──立憲学派と大正デモクラシー

 3 一九一〇─一二年と一九二四─二五年──二つの画期の意味



? なぜ「国民主権」なのか──日本国憲法の生まれに即して

 1 ポツダム宣言受諾と戦後変革

 2 「国体」は変わったか

 3 「おしつけられた憲法」か



? なぜ「平和のうちに生存する権利」なのか──国際化時代の「国家」とは

 1 戦争の放棄と戦力の不保持

 2 平和の憲法思想=制度史と憲法九条

 3 「戦争をしない」だけでない平和──人権の国際化



? なぜ「人権」なのか──「個人の尊厳」の重み

 1 人一般の発見=個人の解放としての人権

 2 特に「法人の人権」をめぐって

 3 外国人の人権



? 政治的権力からの人権と社会的権力からの人権──国家の役割はどこまで?

 1 私人間の人権──妨害排除のための国家の役割

 2 アファーマティヴ・アクション──国家の積極的措置

 3 「社会通念」からの自由



? 思想・信仰と教育──自分が自分でなくならないために

 1 信教の自由と政教分離

 2 教育の自由と国家の役割



? 表現の自由──なぜ「優越的」か

 1 表現の自由の「優越」性

 2 いくつかの事例、とりわけ検閲の禁止

 3 新しい問題



? 経済的自由と社会権──「自由」と「公正」の間で

 1 財産権の制約と社会権

 2 経済的自由──現状と問題点



? 選挙権と代表──選ぶものと選ばれたものの関係

 1 選挙権──その実質的平等の問題を中心に

 2 選挙権と表現の自由の交差

 3 二つの「代表」観と議会制民主主義



XI 中央の政治と地方の政治──政党のはたらきと住民自治の役割

 1 議院内閣制と政党の役割

 2 地方分権と住民自治



XII 公正な裁判と裁判の独立──「人権のとりで」としての期待

 1 人権にとっての裁判

 2 裁判の独立と裁判官の身分保障

 3 裁判の公開と、裁判に対する国民の姿勢



XIII 違憲審査の積極主義と消極主義──「憲法の番人」ということの意味

 1 付随的審査制の構造

 2 付随的審査制の機能

 3 「違憲審査制革命」のなかでの日本の経験の特性



XIV 憲法改正と憲法擁護義務──「憲法をまもる」とはどんなことか

 1 硬性憲法と、関連する諸論点

 2 憲法擁護の二つの型──憲法忠誠制度と「開かれた」方式

 3 改憲論の推移



XV おわりに──戦後日本の憲法体験──世界のなかの日本にとって持つ意味は?



何を読んだらいいのか?



初版へのあとがき

六訂版あとがき

裁判例索引

樋口 陽一[ヒグチ ヨウイチ]
樋口 陽一(ひぐち よういち)
東北大学教授、パリ大学客員教授、東京大学教授などを経て、現在、日本学士院会員。憲法学専攻。
近年の著書のなかから:『自由と国家』(岩波新書,1989)、『憲法と国家』(岩波新書,1999)、『個人と国家』(集英社新書,2000)、『国法学――人権原論・補訂』(有斐閣,2007)、『憲法[第3版]』(創文社,2007)、『憲法という作為』(岩波書店,2009)、『いま,憲法は「時代遅れ」か』(平凡社,2011)、『いま,「憲法改正」をどう考えるか』(岩波書店,2013)、『憲法 近代知の復権へ』(平凡社,2013)、『「日本国憲法」まっとうに議論するために[改訂新版]』(みすず書房,2015)。

内容説明

40年前、「立憲主義」の語を処女作(小社刊)の書名に選んだ著者が、安保法制・改憲論議を見すえての加筆・改訂。日本国憲法を、人類社会の大きな流れのタテ糸(歴史)とヨコ糸(比較)の交差のなかに位置づける。憲法のあるべき姿と本質を示す決定版入門書。

目次

憲法から見た「東西」と「南北」―「四つの’89年」とその後
日本の近代にとって「憲法」とは―「和魂洋才」と「西洋かぶれ」の間
なぜ「国民主権」なのか―日本国憲法の生まれに即して
なぜ「平和のうちに生存する権利」なのか―国際化時代の「国家」とは
なぜ「人権」なのか―「個人の尊厳」の重み
政治的権力からの人権と社会的権力からの人権―国家の役割はどこまで?
思想・信仰と教育―自分が自分でなくならないために
表現の自由―なぜ「優越的」か
経済的自由と社会権―「自由」と「公正」の間で
選挙権と代表―選ぶものと選ばれたものの関係
中央の政治と地方の政治―政党のはたらきと住民自治の役割
公正な裁判と裁判の独立―「人権のとりで」としての期待
違憲審査の積極主義と消極主義―「憲法の番人」ということの意味
憲法改正と憲法擁護義務―「憲法をまもる」とはどんなことか

著者等紹介

樋口陽一[ヒグチヨウイチ]
東北大学教授、パリ大学客員教授、東京大学教授などを経て、現在、日本学士院会員。憲法学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

6
法学教室か何かの企画で紹介されていた本。非常に示唆に富みかつ読みやすい良書。ただしあくまで入門書であり、樋口先生の視点をもとに実際の憲法学の世界を知るには巻末の参考文献を頼りに色々と渉猟する必要がありそう。2017/08/02

まさにい

4
近代憲法は、個人の尊厳を中心に形作られている。個人が中心になると、個人VS国家ということになり、これは結構個人にとっては辛い対立構造になる。ここで言う個人は人格の自律した合理性を持ち合わせた個人を想定しているので、国民個々が自律した存在でないといけない。アジアにそういう国民を持った国があるだろうか。欧米で形作られた憲法をこなすことができるのは奇跡的にアジアでは日本だけなのかもしれない。そんな感想をこの本を読んで持った。内容は良いです。新たな発見もあった。樋口さんの本は深いですね。2018/07/10

教養のない大学生①

3
内容が難しく読み終えるのにかなりの時間を要した。戦後に提示された新憲法草案の一つである最高司令部案が「天皇を政治の圏外におく=天皇象徴性であり国民主権である」や「戦争放棄」ついて明記されていた。そして、これらの草案に対して国民からの支持が高い事は驚きだった。 また二重の基準を持つなどといったら、日本国憲法の抜け穴などについて語られる部分に関しても興味深く、全体としての内容は難しかったが、所々興味をそそられる部分もあった。2025/02/12

yo_kenp

3
解放された個人は、あくまで「自分のことは自分で決める」覚悟をしなければならないが、「それでもそれを決めてはいけない」ことがらがあるはずである。2022/03/14

ケルトリ

3
憲法についての知識がないために読もうとしたが……なんだか理解できない内容が多くて頭に入ってこなかった……あと2、3冊別の本を読んでみることにする。2019/12/21

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