出版社内容情報
佐藤尚武 1882~1971 大阪府生。本書は、前編が昭和二〇年四月に、後編が同三七年夏に執筆されたものである。佐藤尚武は、養父佐藤愛麿も有名な外交官であり、自身も有数のロシア・ソ連通の外交官として知られる。前編では、対露外交の回顧と軍部の台頭によって険しくなる国際環境の中で奮闘する様子が綴られる。後編では駐ソ大使として終戦交渉に尽力しながら、逆にソ連から対日宣戦を通告された時の無念、抑留について、また戦後の参議院時代や国連協会との関わりが語られる。
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