保護する責任―変容する主権と人道の国際規範

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保護する責任―変容する主権と人道の国際規範

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302840
  • NDC分類 319
  • Cコード C3031

出版社内容情報

深刻な人道危機が起こった時、主権と人権をめぐる考え方はどう変わったのか? 「保護する責任」が国際社会に広がる過程を写し出す。

冷戦終結後、ジェノサイドなどの人道危機が相次いで起きた。そこで登場したのが、市民の保護を国家と国際社会に求める「保護する責任」である。人権を守るために国家主権の再定義をめざす保護する責任は、どのようにつくられ、国家や国連、NGO等にどのように広がっていったのか。コンストラクティヴィズムで実証的に描き出す。

内容説明

冷戦終結後、国際社会ではジェノサイドなどの人道危機が相次いで起こった。そこで登場したのが、市民の保護を国家と国際社会に求める「保護する責任」の考え方である。危機に瀕した人々を救うために、武力で主権を侵害することは許されるのだろうか?国家主権の再定義をめざす保護する責任は、どのようにつくられ、国家、国連、NGOなどにどのように広がっていったのか?国際社会が変化していく過程に、コンストラクティビズムで光を当てる。

目次

序章 規範としての保護する責任
第1章 規範の動態をめぐる国際政治
第2章 保護する責任はどのようにして誕生したのか
第3章 保護する責任はなぜ国連で取り上げられるようになったのか
第4章 保護する責任は国連においてどのように主流化してきたのか
第5章 保護する責任はどのように実施されつつあるのか
終章 国際政治のなかの保護する責任

著者等紹介

政所大輔[マドコロダイスケ]
1984年生まれ。2007年、大阪外国語大学外国語学部卒業。2015年、神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了、博士(政治学)を取得。神戸大学大学院法学研究科助教などを経て、現在、日本学術振興会特別研究員。専門は国際関係論、国際機構論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sayan

20
介入論の根幹をなす「保護する責任」。本書は、特に本概念形成に焦点を当て、コンストラクティビズム手法を通じた分析を試みる。系譜学的でもありAISASを彷彿させるマーケティング的視点が新鮮だ。アイディアがいかに国際構造を規定するのか、その始点に「介入と国家主権に関する国際委員会」の動きに着目する。人道と介入という用語から離れ人道危機から市民の保護について合意を促進しうる新たな考え方を開発する場面は生々しく、保護する責任と人間の安全保障と明確に区別せざるを得ない国際政治、特に外交上の刺激的な駆け引きは読み所だ。2020/06/04

ゆうき

1
過程追跡研究。模擬国連で2005年サミット、リビアを扱うならUN libraryで一次資料を検索する前に本書を読むべき。2020/09/20

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