出版社内容情報
本当に核戦争は起こるのか? 核兵器は本当に「危険」なのか? 核を保有するインドとパキスタンの紛争から見極める!
はしがき
略語一覧
第1章 「地域の核」という問題
1.問題意識
2.本書の意義
3.本書の構成
第2章 「核保有国間の紛争」のイメージ──先行研究の検討
1.安定─不安定のパラドックスに関する議論
2.エスカレーション支配への競争に関する議論
3.おわりに
第3章 核のもとでの低強度紛争
1.代理戦争
2.カルギル紛争
3.おわりに
第4章 限定戦争追求の虚実(1)──核抑止力の志向性
1.パキスタンの核態勢
2.インドの核態勢
3.限定核戦争遂行に係る検討
4.おわりに
第5章 限定戦争追求の虚実(2)──通常戦争ドクトリンの継続性
1.インドの通常戦争ドクトリン
2.パキスタンの通常戦争ドクトリン
3.おわりに
第6章 核兵器がもたらしたもの──結論とインプリケーション
1.本論のまとめ
2.本書のインプリケーション
3.一般化の可能性
4.今後の検討課題
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
栗田 真広[クリタ マサヒロ]
著・文・その他
内容説明
本当に核戦争は起こるのか?核が使われる危険性が最も高いと言われてきたインド・パキスタン紛争。両国の戦略と紛争をリアルに描き、核リスクの「虚実」を浮き彫りにする。
目次
「地域の核」という問題
「核保有国間の紛争」のイメージ―先行研究の検討
核のもとでの低強度紛争
限定戦争追求の虚実(核抑止力の志向性;通常戦争ドクトリンの継続性)
核兵器がもたらしたもの―結論とインプリケーション
著者等紹介
栗田真広[クリタマサヒロ]
1986年生まれ。一橋大学社会学部卒業。一橋大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)を取得。国会図書館調査及び立法考査局調査員を経て、現在、防衛研究所地域研究部研究員、専門は国際関係論、核問題、南アジアの安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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