熟議の効用、熟慮の効果―政治哲学を実証する

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熟議の効用、熟慮の効果―政治哲学を実証する

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302666
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C3031

出版社内容情報

真の民意はどこにあるのか? 民意はどうやって変化するのか? 熟議と熟慮の効果を冷徹に測定し、民主主義の将来を展望する!熟議と熟慮には本当に意義があるのか? 本書では、ミニ・パブリックスによる討議型世論調査の結果と、熟慮した市民に最先端の世論調査を行った結果を測定・比較する。テーマは「外国人労働者の受け入れ」だ。実証的政治学と政治思想研究のコラボレーションで政治学の地平を切り開き、民主主義の将来を展望する!

プロローグ[田中愛治]



第1章 序論[田中愛治・齋藤純一・古城佳子・小須田翔]

 1 本書の目的とその背景

 2 ミニ・パブリックス登場の背景とその後の発展

 3 世論調査の発展と限界,その後のCASI調査による可能性

 4 熟慮と熟議のテーマ設定の背景と経緯

 5 本研究におけるCASI調査とミニ・パブリックスの全体の設計

 6 本書の構成



第2章 調査の概要[今井亮佑]

 1 プロジェクトの全体像

 2 1月CASI

 3 ミニ・パブリックス:日本の将来に関する静岡県民による意見交換会

 4 10月CASI

 5 1月CASI/6月MP追跡郵送調査



第3章 ミニ・パブリックスにおける発話の分析[千葉涼・日野愛郎]

 1 はじめに:ミニ・パブリックスにおける発話量と態度変化

 2 発話内容の分析

 3 コーディング結果と考察

 4 おわりに

 付録 ミニ・パブリックス(MP)文字起こしデータに関する内容分析のコーディングマニュアル



第4章 知識の獲得[山?新・横山智哉]

 1 はじめに:熟慮と熟議がもたらすもの

 2 熟慮・熟議による知識の獲得

 3 熟慮による知識の変化(1月CASIデータ)

 4 熟議による知識の変化(6月MPデータ)

 5 熟議の指標としての知識増加

 6 おわりに



第5章 意見変化[遠藤晶久・横山智哉]

 1 はじめに

 2 1月CASIにおける意見変化

 3 6月MPにおける意見変化

 4 おわりに



第6章 民主的態度の形成[横山智哉]

 1 はじめに

 2 1月CASIにおける視点取得の変化

 3 6月MPにおける視点取得の変化

 4 1月CASIにおける排外意識の変化

 5 6月MPにおける排外意識の変化

 6 おわりに



第7章 熟議空間と公共圏をつなぐ[遠藤晶久・山?新]

 1 はじめに

 2 実験デザイン

 3 公共圏から熟議空間へ

 4 熟議空間から公共圏へ

 5 おわりに



第8章 熟慮と熟議:効果の比較検証[今井亮佑]

 1 はじめに:本章の目的

 2 RQI

 3 分析

 4 おわりに



第9章 結論[田中愛治・川出良枝・井柳美紀・西澤由隆]

 1 実証分析の視点から本書を振り返る

 2 規範理論の視点から本書を振り返る

 3 規範的政治理論と実証政治分析の架橋を目指して



エピローグ[田中愛治]

謝  辞

参考文献

事項索引

人名索引

執筆者紹介

田中 愛治[タナカ アイジ]
編集

内容説明

外国人労働者の受け入れをめぐって、市民の意見が熟議と熟慮でどれほど変わるのか、客観的に測定する。実証的政治学と政治思想研究の画期的コラボレーション!

目次

第1章 序論
第2章 調査の概要
第3章 ミニ・パブリックスにおける発話の分析
第4章 知識の獲得
第5章 意見変化
第6章 民主的態度の形成
第7章 熟議空間と公共圏をつなぐ
第8章 熟慮と熟議:効果の比較検証
第9章 結論

著者等紹介

田中愛治[タナカアイジ]
オハイオ州立大学政治学部博士課程修了、Ph.D.(政治学)。青山学院大学法学部教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(現代政治分析)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。