出版社内容情報
現代政治学の発展に貢献してきた必読文献を体系的に紹介する初のシリーズ。「ベストな」民主主義を探る比較政治学の現代の古典。
狭い体験に依拠するだけの印象論を排し、データにもとづいて民主主義を語る。小選挙区制、二大政党制、議会に対する政府の優越などのイギリス型デモクラシーを理想視する通説に、経験的研究の立場から異議を唱えた古典的著作。36ヶ国の分析から多数決型民主主義だけが民主主義でないと主張する。
関連書:『社会科学のリサーチ・デザイン』(小社刊)
第1章 はじめに
第2章 民主主義体制のウエストミンスターモデル
第3章 民主主義体制のコンセンサスモデル
第4章 36の民主主義体制
第5章 政党制:二党制と多党制
第6章 内閣の類型:執行権の集中と共有
第7章 執行府・議会関係:優越と均衡の諸形態
第8章 選挙制度:比例代表制と単純多数制・絶対多数制
第9章 利益媒介システム:多元主義とコーポラティズム
第10章 権力分割:連邦制と分権
第11章 議会:立法権の集中と分割
第12章 憲法:改正過程と違憲審査
第13章 中央銀行の独立性
第14章 民主主義体制の2次元概念図
第15章 マクロ経済運営と社会的暴力の抑制
第16章 民主主義の質と「より寛容な」民主主義
第17章 結論と提言
付録A 民主主義体制の類型を形成する2次元とそれらを構成する10変数の値
付録B 異なる方法で測定した有効議会政党数、内閣の類型、非比例性指数
参考文献
索引
内容説明
「ベストな」民主主義を探る比較政治学の現代の古典。狭い経験に依拠するだけの印象論を排し、データにもとづいて民主主義を語る。小選挙区制、二大政党制、議会に対する政府の優越などのイギリス型デモクラシーを理想視する通説に、経験的研究の立場から異議を唱えた古典的著作。36ヶ国の分析から多数決型民主主義だけが民主主義ではないと主張する。
目次
民主主義体制のウエストミンスターモデル
民主主義体制のコンセンサスモデル
36の民主主義体制
政党制:二党制と多党制
内閣の類型:執行権の集中と共有
執行府・議会関係:優越と均衡の諸形態
選挙制度:比例代表制と単純多数制・絶対多数制
利益媒介システム:多元主義とコーポラティズム
権力分割:連邦制と分権
議会:立法権の集中と分割
憲法:改正過程と違憲審査
中央銀行の独立性
民主主義体制の2次元概念図
マクロ経済運営と社会的暴力の抑制
民主主義の質と「より寛容な」民主主義
結論と提言
著者等紹介
レイプハルト,アレンド[レイプハルト,アレンド][Lijphart,Arend]
1936年オランダ生まれ。イェール大学でPh.D.取得。カリフォルニア大学バークレー校(1963‐1968)、ライデン大学(1968‐1978)を経て、1978年よりカリフォルニア大学サンディエゴ校教授、2000年より同校名誉教授。1995‐1996年アメリカ政治学会会長
粕谷祐子[カスヤユウコ]
1968年生まれ。カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了(Ph.D.)。慶応義塾大学法学部専任講師。専攻は比較政治学、政治制度論、フィリピン研究
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