出版社内容情報
地方分権一括法の実施以来、中央集権型行政システムから地方分権型行政システムへの転換によって、わが国における行政は大きく変容しようとしている。特に、地方制度の中核的存在である都市自治体は、自己決定・自己責任の理念と制度の下に、行政の創造的、自律的な展開が要請され、かつ、期待が寄せられている。
本書は、現代の都市行政における仕組みを、行政活動の分析、都市制度の在り方、都市政策の管理課題、行政広報の側面から理解し、政策立案について提言を試みながら行政運営に関する管理方策を検討する。
同著者：
『政治理論の構造』(1982年)
『現代行政の構造』(1994年)ほか。
第一部 現代都市の行政研究序説
第1章 アメリカ都市行政研究史
第2章 現代都市と都市政策機能の交差
第二部 都市行政の活動と政策
第1章 都市政策と都市行政のパースペクティブ
第2章 行政サービスの供給と形態
──その変容と展望──
第3章 教育情報の公開と非公開
──プライバシーの保護を中心に──
第4章 自治体公共事業をめぐる住民意識の構造
──合意形成への基礎的検討──
第5章 都市行政の改革課題と推進
第三部 都市制度と地方分権
第1章 地方分権と地方制度改革
──地方公共団体の連合制について──
第2章 特別市制の制定過程と実施問題
第3章 大都市制度の改革と在り方
第4章 政令指定都市の課題と改革
第5章 大都市制度の改革課題
第四部 都市行政機構の管理改善
第1章 行政首長の全般管理と行政計画
第2章 全般管理の体制と機能
第3章 部門管理の機能と階層構造
第4章 行政機構における人的構成
第5章 分散型行政組織の機能と実際
第五部 都市自治体の行政広報
第1章 行政広報の公共性と政治性
第2章 行政広報の管理と戦略
第3章 行政広報と政策決定
第4章 行政広報とパブリシティ政策
第5章 高齢化社会と行政広報
内容説明
現代の都市行政における仕組みを、行政活動の分析、都市制度の在り方、都市政策の管理課題、行政広報の側面から理解し、政策立案について提言を試みながら行政運営に関する管理方策を検討する。
目次
第１部 現代都市の行政研究序説（アメリカ都市行政研究史；現代都市と都市政策機能の交差）
第２部 都市行政の活動と政策（都市政策と都市行政のパースペクティブ；行政サービスの供給と形態―その変容と展望 ほか）
第３部 都市制度と地方分権（地方分権と地方制度改革―地方公共団体の連合制について；特別市制の制定過程と実施問題 ほか）
第４部 都市行政機構の管理改善（行政首長の全般管理と行政計画；全般管理の体制と機能 ほか）
第５部 都市自治体の行政広報（行政広報の公共性と政治性；行政広報の管理と戦略 ほか）
著者等紹介
本田弘［ホンダヒロシ］
昭和１０年３月福島県生まれ。昭和３２年３月明治大学法学部卒業。昭和３９年３月明治大学大学院政治経済学研究科博士課程政治学専攻修了。現在、日本大学法学部教授・政治学博士。専攻は政治学・行政学
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