出版社内容情報
教育哲学・道徳教育についての講義ノートを基にまとめた教育哲学テキスト。人間を子どもへと成長させる過程として教育を理解する。
従来教育は、子どもを大人へと成長させる過程として理解されてきたが、本書では、人間を子どもへと成長させる、子ども性へ回帰させる過程として教育を理解する。子ども性の特徴とは「遊戯」「始原への回帰」「多型的反復としてのリズム」「変身」であり、特に重要な、対話・時間・参加という概念をキーワードに、教育哲学を論じる。
内容説明
長年、「子どもの哲学」にかかわってきた著者による、教育哲学・道徳教育の講義ノートを基にまとめた集大成テキスト。
目次
序論 児童期への回帰としての教育
第1部 子ども性と教育(教育とコミュニケーション;子どもとはいかなる存在か;遊戯と存在;終わりなき生―多型的反復のリズムとしての子どもの時間;真理と対話)
第2部 子ども性と教育の社会(科学、技術、民主主義;教育の平等とは何か;教育的タクト―対話と沈黙の時間;あるべき道徳教育)
著者等紹介
河野哲也[コウノテツヤ]
1963年生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(哲学)。現在:立教大学文学部教育学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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