出版社内容情報
外国人労働者の受け入れに伴い、その子どもたちが多くの保育園や学校で学び、現場は急激に多国籍化が進んでいる。多文化化で先行するイギリスの最新事例を検討しつつ、日本の各学校段階や保育園、夜間中学を調査して実態を捉え、現場ではどのような対応を迫られているのかを検証することにより、今後の日本の教育施策の行方を探る。
内容説明
外国につながる子どもが日本の保育・教育機関で急増している。多国籍化の現実を前に、学校や教育委員会は対応しきれているのか。「移民」受け入れも叫ばれるなか、伴う子どもの教育施策のあり方を問う。
目次
序章 西のロンドン、東の東京
第1章 多様化進む保育園―激突する文化
第2章 幼稚園―就学前から多国籍
第3章 小学校―どこに向かう学校選択制
第4章 中学校―国際化への対応
第5章 夜間学級―マイノリティがマジョリティ
第6章 高等学校―未来の学校を映す定時制
第7章 国際化に対応困難な現在の教育システム
著者等紹介
佐久間孝正[サクマコウセイ]
1943年生まれ。1970年東北大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程中退。現在、東京女子大学、立教大学各教授を経て、東京女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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