松戸自主夜間中学校の20年

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784326298846
  • NDC分類 376.3
  • Cコード C0037

出版社内容情報

千葉県松戸市では市民の会によって、自主夜間中学の活動が20年来つづけられている。本書はその実践の報告と教育への問題提起である。
 教育を受けたい、学びたいとねがいながら、いろいろな事情で中学校に行けなかったり卒業できなかった人たちが、夜間中学につどい、語らい、学び、交流する。授業料も手続きもいらない。教える側もボランティア。市民の教育を受ける権利を、同じ市民が直接的・実質的に保障してきた20年の歩みをふりかえり、公立夜間中学の開設を訴える。山中恒、鎌田慧、石川一雄氏ら全国からの熱いエールも収録。


第一章 文字とことばと生きる力を

1 感動と憤りの中から
2 学びの場がほしい
3 松戸自主夜間中学校とは
4 自主夜中の一二ヵ月

第二章 学びを求める人びと

1 義務教育未修了の人たちの思い
2 私は義務教育を受けられなかった
3 不登校からの脱出
4 障害を明らかにしながら
5 外国籍の人たちとともに

第三章 松戸市に公立夜間中学校を求める運動

1 松戸市に夜間中学校をつくる市民の会の結成
2 松戸自主夜間中学校の誕生
3 松戸市教育委員会の主張
4 公立開設・最近の「市民の会」の動き
5 憲法記念日の集い
6 全国の夜間中学校の動き

第四章 出会い ふれあい 学びあい

1 家族とともに
2 心のきずな
3 育つということ
4 私の主張
5 もっと学びたい
6 出会い
7 陽だまり

第五章 全国からとどくエール

石川一雄 鎌田慧 戸田照朗 吉田敬三 中納光夫 池亀卯女
野川義秋 松下知 西山明行 山中恒・山中典子 和田文男

第六章 たとえ一人でも

1 文字が読めない、書けない人たちのいたみを……
2 権利の値引きは許せない
3 継続を力として
4 今後の運動の取組み

年表・資料
あとがき 

内容説明

学ぶ人と教える人が一体となって学びの場を持続してきた20年。長い活動の記録と熱い肉声を伝える。

目次

第1章 文字とことばと生きる力を
第2章 学びを求める人びと
第3章 松戸市に公立夜間中学校を求める運動
第4章 出会いふれあい学びあい
第5章 全国からとどくエール
第6章 たとえ一人でも

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

64
何故、人は学ぶのか。学校は何のためにあるのか。【生きる】ことは【学ぶ】に繋がる。いじめや不登校、戦争に病気、家族の無理解などで教育を受けられなかった人たちはどこで学ぶ?受け皿が無いなら作るしかない。松戸市の自主夜間中学は、こうして誕生した。為政者は知らない。未就学や無戸籍の人に教育を提供することで税収が増え支出が削減できることを。人の活用こそ【現代の埋蔵金】であることを。夜間中学には外国人に日本語を教えるという意味もある。国際的な相互理解の為にも夜間中学が各都道府県に必要。これは涙と努力の記録。2021/11/01

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