内容説明
ケン・フランクリンとジム・フェリスは、国民的人気を誇る「名探偵メルヴィル夫人シリーズ」を生み出してきたベストセラーのコンビ作家。しかし、苦楽をともにしてきた二人の間に入った亀裂は、ついに「フランクリンがフェリスを殺害する」という計画殺人に発展してしまう。営業手腕に長けてはいるが、創作には苦手なフランクリンが書き上げた一世一代の完全犯罪シナリオ―ところが、すべてを賭けた謀殺プランに登場したのは、とんでもない探偵役だった。よれよれのレインコートをまとった冴えないその男は、ロサンゼルス市警のコロンボと名乗り、何かと気に障る質問を投げかけてくる。殺人に走った探偵作家とそれを追う現実の刑事、二人の男の推理の結末とは?…若き日の監督スピルバーグが演出した『刑事コロンボ』名篇の小説版、ここに装いも新たに決定版で登場。
著者等紹介
ボチコ,スティーヴン[ボチコ,スティーヴン][Bochco,Steven]
1943年ニューヨーク生まれのTVプロデューサー、脚本家。大学時代は劇作を専攻し、西海岸に乗り込んでユニヴァーサルのTV部に職を得たのち、ストーリー・エディターとして『刑事コロンボ』に参加
石上三登志[イシガミミツトシ]
1939年(昭和14年)東京生まれ。明治大学文学部(英米文学専攻)卒業。CMプロダクションを経て電通に入社。1999年に退職するまで映像クリエーターとして「レナウン・イエイエ」「男は黙ってサッポロビール」などの多彩な映像制作に参加。映画『けんかえれじい』『竹取物語』『漂流教室』などでは脚本執筆にも協力する。1962年、同人雑誌『みすてりい』に「ミステリ評価対象の問題」を発表したのを皮切りに、映画やミステリー、SFやコミックなど幅広い娯楽ジャンルの評論も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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セウテス
めしいらず
桂 渓位
常念山麓
IamG