誤りから学ぶ教育に向けて―20世紀教育理論の再解釈

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誤りから学ぶ教育に向けて―20世紀教育理論の再解釈

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  • サイズ B6判/ページ数 305,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326298662
  • NDC分類 371.2
  • Cコード C3037

出版社内容情報

人間は誤りを犯す存在である。試行錯誤の過程で人は批判的精神と主体性を身につけて成長し、文化も知識も成長する。
 生徒は「伝達」による知識の受容者ではなく、能動的、自発的に学ぶ実践者でなければならない。
 ポパーの批判的合理主義の思想をバックに、ピアジェ、スキナー、モンテッソーリ、ニイル、ロジャースら20世紀の教育思想を捉え直した本書は、今日の教育改革(「生きる力」「個性重視」などスローガン先行の現状において)に有効な実践的・理論的な指針を与えるであろう。





目次

第1部 隠喩と常識

第1章 教育の三つの隠喩

 1 導きとしての教育
 2 伝達としての教育

第2章 カール・ポパーの進化論的認識論

 1 知識についての常識理論
 2 誤りを証明しうる可能性―科学的知識のための新しい水準
 3 20世紀の教育理論―誤りからの学習

第2部 いかに誤りから学習するか

第3章 ジャン・ピアジェ

 1 認知発達の四段階
 2 知識の構造主義理論
 3 誤りからの学習
 4 誤りの発見―選択能力
 5 ピアジェと教育

第4章 B・F・スキナー

 1 行動の原因
 2 スキナーのダーウィン説
 3 教授工学
 4 スキナーのラマルク説
 5 スキナーの決定論
 6 オペラント条件づけ―再解釈

第3部 教師はいかに生徒の誤りからの学習を援助するか

第5章 マリア・モンテッソーリ

 1 教育的環境の創造
 2 自由な環境
 3 応答的環境
 4 モンテッソーリ方式の拡大
 5 援助的環境
 6 モンテッソーリの権威主義

第6章 A・S・ニイル

 1 自由な学校
 2 応答的環境
 3 援助的環境
 4 制限

第7章 カール・ロジャーズ

 1 来談者中心の療法
 2 学習者中心の教育
 3 ロジャーズの権威主義

第4部 誤りからの学習

第8章 教育のダーウィン的理論

 1 生徒の概念
 2 教師の役割
 3 教育のダーウィン的理論のさらなる意義

原注
参考文献(抜粋)
訳者あとがき

内容説明

ピアジェ、スキナー、モンテッソーリ、ニイル、ロジャーズら20世紀の進歩的理論を再解釈。「伝達の教育」ではない「誤りから学ぶ」ダーウィン的理論の共通性に注目し、教育理論の更なる進化をもくろむ。

目次

第1部 隠喩と常識(教育の三つの隠喩;カール・ポパーの進化論的認識論)
第2部 いかに誤りから学習するか(ジャン・ピアジェ;B.F.スキナー)
第3部 教師はいかに生徒の誤りからの学習を援助するか(マリア・モンテッソーリ;A.S.ニイル;カール・ロジャーズ)
第4部 誤りからの学習(教育のダーウィン的理論)

著者等紹介

五十嵐敦子[イガラシアツコ]
1954年生まれ。’88年、上智大学大学院文学研究科博士後期課程教育学専攻修了。教育哲学・幼児教育学専攻。実践女子短期大学講師

中山幸夫[ナカヤマユキオ]
1956年生まれ。’84年、上智大学大学院文学研究科後期博士課程教育学専攻修了。教育哲学・教育方法学専攻、敬愛大学助教授
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感想・レビュー

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Kazuki

0
誤りから学ぶダーヴィン的教育理論に基づいて、20世紀の教育理論を再解釈していく本書。私が、教育において整理しておきたかったことのヒントが散りばめられていた。それは、教育に必要な三要素(自由な環境・応答的環境・援助的環境)である。この三要素を元に教育家の理論を紐解き、批判していく。私は、この三要素を明瞭化したかったのである 。それがこの本によって与えられたことにより、とても系統立った理解を自身の漠然とした教育理論に適用することができた。それによって物事をとてもたやすく把握し、更には吸収できるようになった。2019/04/26

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