出版社内容情報
コロナ禍での休校やICTをめぐる環境変化は、子どもたちの生活や学びにどのような影響を与えたのか。パネル調査により分析する。
コロナ禍における学校の休校や行動制限、ICT環境の変化は、子どもたちの生活や学び、保護者の子育てや教育的働きかけにどのようなインパクトをもたらしたのか。2015年度から2021年度までの継続的なパネル調査により実態をとらえ、今後のよりよい子育て・教育のあり方を検討するための情報を提供する。教育関係者の必読書。
内容説明
コロナ禍での休校やICTをめぐる環境変化は、子どもたちの生活や学びにどのような影響を与えたのか。親子への継続的な追跡調査により分析する。
目次
第1部 経年比較にみる子どもの学びと育ちの変化(親子パネル調査のねらいと設計;親子パネル調査(Wave1~7)の回収状況とサンプル脱落
子どもたちの生活の様子、人間関係の実態―2015年度から21年度の経年変化を追う
学習行動・意識の変化と学校デジタル機器利用
保護者の子育て環境、意識・行動の変化―2015年度から21年度の経年変化を追う
卒業時サーベイ(高3生調査)にみる進路選択の変化
コロナ禍は子どもの生活と学びになにをもたらしたのか
コロナ禍は学校の意味をどう変えたか)
第2部 子どもの成長(変化)に影響を与える要因の分析(小中高校生の読書行動の7年間の継断的変化とコロナ禍による影響の検討;小学校から中学校への移行にともなう学校適応の変化―中1ギャップ/中1ジャンプの規定要因;家庭学習の問題再考―親子の会話頻度・動機づけ・学習方略の関連に着目して;コロナ禍における親子関係の変化―子どもの学習意欲との関連に着目して;小学生から高校生まで7年間の学習意欲の推移―混合軌跡モデリングによるパネルデータ分析 ほか)