イギリスの性教育政策史―自由化の影と国家「介入」

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イギリスの性教育政策史―自由化の影と国家「介入」

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326250585
  • NDC分類 375.49
  • Cコード C3037

内容説明

多様性が尊重され自由化が進む社会は、自由に翻弄される人々を生み出した。成熟近代に宿命的な社会基盤の流動とその修復を論じる。

目次

問題の所在と分析方法
第1部 性教育制度化前史―1950年代~1960年代(1950年代から1960年代にかけての性教育状況;進歩的性教育の登場;避妊への意味付けの変化)
第2部 性教育制度化過程―1970年代~1990年代(進歩的性教育の基本路線;議会論争:制度化の経緯;性教育義務必修制度の構成;性教育における論争的事項;性教育に対する世論とメディアの性教育報道;道徳的右派による性教育批判の論理;性教育に対する宗教界の見解;新制度実施動向と授業の実際)
成熟した近代社会の問題と国家によるメンテナンス
巻末資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Nishio

2
マニアックな本であった。1950年頃からのイングランドにおける性教育の公教育化の歴史と、政治的な相克が詳細に解説されている。こんな本が現地の言葉以外で書かれているのは日本だけだろう。このアプローチは、やっぱりというか東大文系出身の人であった。恐るべき東大文系である。しかし、性教育がどうして政治的な争点になりどう妥協されるのかということはわかったが、結局はエイズの大流行によりすっ飛ばされた感があり、エイズが流行らなかったらどうなったのだろうとは思った。2013/08/01

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