出版社内容情報
科学的発見や創造的思考を生み出す推論「アブダクション」を理解するための最良の書。今井むつみ氏による解説を付した新装版。
記号の本質的な曖昧さを重視し、厳密でない推論に科学的発見の可能性を見たパース。演繹・帰納と並ぶ第三の推論として彼が提唱したのが、創造的発見を生み出す「アブダクション」。人工知能やコンピュータサイエンスの研究者からも注目を集めるこの概念を丁寧に捉え直し、100年を経てなお新鮮なパースの思想の真髄を明らかにする。
内容説明
知の巨人、パースの思想の根幹はここにある!科学的発見や創造的思考を生み出す推論とはいったいどんなものなのか。「アブダクション」の概念をわかりやすく丁寧に解説した、定評あるロングセラー。AI時代の必読書。今井むつみ氏(慶應義塾大学環境情報学部教授)の解説を新たに付した新装版。
目次
第1章 アブダクションと探究の論理学
第2章 分析的推論と拡張的推論
第3章 アブダクションの推論の形式と特質
第4章 帰納とアブダクションはどのように違うのか
第5章 科学的探究における帰納とアブダクション
第6章 帰納主義の考え方について
第7章 W.ニールの「仮説的方法」
第8章 G.ポリアの「発見的推論」
著者等紹介
米盛裕二[ヨネモリユウジ]
1932年沖縄県に生まれる。1955年琉球大学卒業。1960年オハイオ州立大学大学院博士課程修了、Ph.D.。1964-65年ミシガン州立大学招聘教授。1972-73年ハーバード大学哲学科客員研究員。2008年逝去。琉球大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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