出版社内容情報
【芸術生活/写真工芸】スマホ時代は誰でも写真家だ。しかし気軽にレンズを向ける先にはいろんな問題もひそんでいる。レストランで料理を撮ってもいい? 他人の連れたイヌは? それらをSNSにあげてもいいの? 映像をめぐる多くの具体例をあげたトラブルにならずに写真を楽しむ必読本。
日本写真家協会[ニホンシャシンカキョウカイ]
内容説明
素敵なレストランの中で撮ってもいいのかな?道ですれちがうかわいいペットは?気軽に撮れるからこそ思わぬトラブルも起こりやすい。SNSにアップするときに気を配りたいポイントなど、臆せず写真を楽しむための、プロ写真家のアドバイス!
目次
Q&A スナップ写真を楽しむために
写真とSNSでの公開
子どもの写真を撮る
こんな場所で撮っていいの?
撮った写真を公表したい
フォトコンテストへの応募
撮られたくないという権利
写真を撮ってトラブルに
そのほかのケース
座談会 みんなが写真家時代の写真の撮り方
写真の著作権
法的視点から見た「肖像権」と「著作権」
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
41
図書館本。質問形式で62のケースをあげて説明している本。なにかと問題な肖像権について知りたく、読んでみました。例えば、レストランの食事を撮ってSNSにあげるのは、美味しそうに写ってない写真を 店側が嫌がる場合もあるとか(^^;; 結局のところ、自分の主観だけでなく、あらゆる角度から客観で考える能力が必要のようです。ムズイ(~_~; そして話は段々と、一眼レフならダメって言われるのに スマホはOKなことが多くてズルい!というカメラマン愚痴大会に(^◇^;)2017/09/28
白パラガス
23
私は写真を撮るのは好きだが,撮られるのは苦手。せっかく撮れたいい写真をTwitterに載せたいのだが,果たしてこの写真は大丈夫だろうか?心配性な私はいつも自分の常識と照らし合わせ,問題がなければ投稿する。でも実際のところ何がセーフで,何がアウトなのだろうか。そう思って手に取ったのが本書。本書は,日本写真家協会の著作権委員4人と協会顧問弁護士が,われわれが写真について日常的に抱く疑問についてQ&A形式で答えてくれる。撮った写真を誰でもSNSに投稿できる今の時代だからこそ,そのルールとマナーを知っておきたい。2018/07/14
マリリン
21
「SNS時代の写真ルールとマナー」とういう表題だが、ルールやマナーは何故存在するのか。個人・家族・社会・自然環境等をを守る・お互いに不快な思いをしない等、色々浮かんでくる。国家が乱れると法律が増える、という言葉を聞いたことがある。それは社会・職場・学校などにも当てはまる。似たような内容の本が多いという事は...確かにそうかもしれない。美瑛町の木の話は本書の中で特に象徴深かった。2018/09/30
ほじゅどー
15
★★人物が入った写真には肖像権が絡んでくる。最近の写真コンテストの応募事項には「被写体の人物から許諾を得た上で応募して下さい」と注意書きがある。肖像権が裁判で争われると憲法第13条「すべて国民は個人として尊重される」の前提から「個人の私生活上の自由の一つとして、何人もその承諾なしにみだりにその容貌・姿態を撮影されない自由を有する。」となる。許諾はメモなど形に残しておくこと。自分で撮った写真を不特定多数の人に見られるwebに公開する人が増えているが、人物が写っている写真の場合は事前の了解を取っておくこと。2016/11/19
みかりんご。
10
【図書館】ネットに写真をアップする際、注意することが書かれた一冊。Q&A式。◆特定の人物が入ってしまうようなら一声掛けて撮影の承諾を得る。第三者の顔がはっきりと分かるモノは撮らない。群衆ならO.K.(グレーゾーンかも?)。撮影した位置情報が分かるシステムに注意する。スマホはシャッター音が響くので飲食店では嫌われているかも。などなど。イベント会場等でスマホ撮影後、その場でモニター確認してTwitter等に送信まで済ませている人がいるけど、あれは止めてほしいな。会場内では撮るだけにして。2016/12/23
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