予測する心

個数:
電子版価格
¥5,500
  • 電子版あり

予測する心

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月21日 14時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 496p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154722
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

脳は受動的なメカニズムではなく、自ら予測を行う仮説テスターだ。これまでの理解を刷新する、心のメカニズムの統合的新理論。

心は予測から生じ、予測によって形作られる。あなたの思考、知覚、感情は活発に予測を行い、仮説を検証する、たった一つの脳内メカニズムの表現に過ぎない。神経科学で存在感を増しつつあるこの新しい理論によって、心の様々な側面についての私たちの考え方が、今根底からくつがえる。

内容説明

あなたのすべての思考、知覚、判断は予測を巧みに行う、たった一つのメカニズムの表現に過ぎない。心のメカニズムの統合的新理論!

目次

イントロダクション
第1部 メカニズム(因果推論としての知覚;予測誤差最小化;予測誤差・文脈・精度;行為と予期される経験)
第2部 外界(結びつけは推論である;見ることは予測すること?;不安定な予測;驚きと誤表象)
第3部 心(精度・注意・意識;行為における知覚的統一;壊れやすい自然の鏡;予測する心の中へ)
結びにかえて 予測における心

著者等紹介

ホーヴィ,ヤコブ[ホーヴィ,ヤコブ] [Hohwy,Jakob]
概念的研究と実験的研究の両方に携わる哲学者。研究分野は知覚、神経科学、精神疾患の心の哲学。また、哲学的なアイデアを実験的に検証するために、神経科学者や精神科医と共同研究を行っている。基礎的な哲学のトレーニングをデンマークで行い、スコットランドのセント・アンドルーズ大学で修士号、オーストラリア国立大学で博士号を取得。現在はメルボルンのモナシュ大学哲学科教授として、Philosophy and Cognition Labを運営

佐藤亮司[サトウリョウジ]
1980年生まれ。モナシュ大学哲学科博士課程修了。博士(哲学・モナシュ大学)。名古屋外国語大学講師を経て、東京都立大学大学教育センター准教授

太田陽[オオタアキラ]
名古屋大学大学院情報科学研究科博士課程満期退学。現在は名古屋大学大学院情報学研究科協力研究員。専門は認知科学の哲学、情動の理論

次田瞬[ツギタシュン]
1984年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。現在は日本学術振興会特別研究員PD(名古屋大学大学院情報学研究科)

林禅之[ハヤシヨシユキ]
1985年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在は埼玉医科大学医学部(教養教育)助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eirianda

9
心理や脳科学の本ではない。予測誤差最小化理論で脳のメカニズムを解くとかなんとか。数学に疎いので、いや、数式なんか使ってないがその言葉による説明が、ロボットが地球人の複雑な心の動きを分析しているような感じに思えた。凡人の感想ですいません。2022/02/26

mim42

5
予測誤差最小化理論が生命体活動の汎用的な説明に適用される。知覚推論、行為推論、注意/精度推論、統一等が説明される。意識の統一に関するグローバルワークスペース理論が予測誤差の言葉で説明されたり、意識の私秘性は確率論的独立性で説明可能でありこれにより間主観的な推論における誤差減少に寄与可能なる仮説は刺激的。あえて数式を排除して読者層の裾野を広げているのは商業的にやむを得ないのだろうが、数式を用いた説明や図表がもう少しあった方が説得力は増しモヤモヤも減る。まぁ深く追いたい人は論文を読むべし。2021/04/17

Akiro OUED

4
心は、ベイズ更新によって知覚情報を説明したがる。複数の仮説が並立する場合、心は、知覚情報の誤差が最小になる仮説を選ぶ。ベイズ更新と予測誤差最小化メカニズムの関連が読み取れない。ビールは、苦くて不味いから、苦くて旨いになる。この心の変質は、予測誤差最小化で説明できるのか。2021/12/20

Jey.P.

4
知覚は感覚入力がボトムアップに再現されているわけではなく、外界のモデル(仮説)であり、感覚入力は仮説の検証・改訂に使われている。また、知覚と行為にはどちらも予測誤差を最小化する目的があり、知覚はモデルを改訂し、行為は外界を変更する。このような「予測誤差最小化理論」とそれに基づいた精神疾患・注意・意識・情動などの解釈。一読して意味が半分くらいしか分からなかったが、重大なことが書いてあることは分かった。いずれ再び読み直すであろう本。2021/08/06

ばにき

4
論文10本分くらいの価値がある。注意と意識の話は若干よくわからなかったので再読したい。2021/03/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17473651
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品