ミシェル・アンリ―生の現象学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154234
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

内容説明

ミシェル・アンリと深い交流を結んだ著者による、日本で最初のアンリ哲学の概説書。アンリの「生の現象学」は、従来の現象学の限界を見極め、そこに新たな地平を切り拓いた。「生の現象学」による刷新は、何を問題にし、どのような困難に出会い、いかなる特異性を持つのか。アンリ哲学の本質を鮮やかに論じる。

目次

イントロダクション 哲学的歩みの出発点(独立と絶対者;生の場所;直進か、転回か)
1 現象学の刷新(出発点;原初的な“現れること”;哲学的真理)
2 刷新に伴う諸困難(個体の問題;自己‐触発の問題;他者関係の問題)
3 刷新の方法(方法論的な“賭け金”;超越論的なものへの道行き;三つの基本モチーフ)
4 刷新の特異性(存在論というリスク;生の無名性に抗して;諸概念の二重化)
結論 哲学的歩みの到達点(信仰と知;最後の言葉)

著者等紹介

オーディ,ポール[オーディ,ポール][Audi,Paul]
1963年生まれ。高等師範学校´Ecole normale sup´erieure卒業。出版社や大学に勤務の後、現在は主に著作活動に従事

川瀬雅也[カワセマサヤ]
1968年生まれ。立命館大学大学院博士課程後期課程修了、博士(文学)。パリ第十大学D.E.A.取得。現在、佐世保工業高等専門学校准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

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生の現象学 自己触発の性質 内在的経験 現象の根源性 哲学的転回 世界の本質 絶対者としての生 現象学の刷新 根源的現れ 自己内奥の場所 身体の内在性 創造と受容性 感情性と感性 個体の問題 現世からの独立 実在の根源 触発の能力 内容と外在性 感覚の直接性 存在の様式 自己自身の触発 根源的実在性 現れることの様式 生の経験場所 自己触発的感情 内在性の絶対性 2025/05/13

♨️

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ム、ムズい... ハイデガー批判などの側面ではレヴィナスと同じような態度をとりながら、向かった先は神による受肉や啓示を生の様相として現象学的に見る向きみたい。レヴィナスが言ってるのでいいんじゃないかなあという気もしてしまったので、勉強してから再読するなり著作に触れるなりしてそれを退けるあたりを吟味したいなあ。2019/02/12

madofrapunzel

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★★★★☆ (100pのみ) ミシェル・アンリは偉大な現象学者だということが、様々なところから確認できると思います。日本で初めてのアンリの概説本。次は最後までじっくり読んでみたいです。2013/01/03

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