出版社内容情報
13世紀の神学者トマスの『神学大全』第一部七五―一一九間の注釈という形をとる。ライルやウィトゲンシュタインの議論をふまえた現代的な解釈が新鮮である。
【目次】
1 なぜトマスを読むのか
2 心と形而上学
3 知覚と想像力
4 知性と本性
5 欲望と意志
6 意志の自由
7 感覚・想像力・知性
8 思考の普遍
9 個物の知識
10 自己認識
11 魂の本性
12 心と身体
さらなる読者のために
訳者補注『神学大全』の構成と本書の関係
訳者あとがき
索引
内容説明
トマスはわれらの同時代人。『神学大全』に密着し、魂の側からなされる「人間の本性論」を読み解く。
目次
第1章 なぜトマスを読むのか
第2章 心と形而上学
第3章 知覚と想像力
第4章 知性の本性
第5章 欲望と意志
第6章 意志の自由
第7章 感覚・想像力・知性
第8章 思考の普遍
第9章 個物の知識
第10章 自己認識
第11章 魂の本性
第12章 心と身体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅村
3
レポート課題の参考に読ませてもらいました。自分がこの分野のある種の専門用語みたいなもの(現実態、偶有的形相等)に慣れていないのもあるのですが、途中中々読み進め難かったです。といっても、そういった言葉や基本的な考え方は第二章にしっかりと書いてあるので、そこを熟読してきちんと理解しておけばそう苦労する事もなかったのかなとも思います。(自分は結局途中で最初から読み直しました。)その著作の余りの膨大さからどうしてもとっつき難い印象のつきまとうトマスの哲学について、アリストテレスとの繋がり等も含め記述してあります。2014/08/20
しお
0
取り急ぎ。神学大全における人間の心身問題を扱う箇所(1, q.75~q.89)の注解的解説。創文社訳の第六分冊にあたる個人的に一番気に興味を持っているパートの解説だったのもあってありがたい。2020/03/22
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