ノージック―所有・正義・最小国家

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ノージック―所有・正義・最小国家

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  • サイズ B6判/ページ数 307,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326152940
  • NDC分類 311.253
  • Cコード C3010

出版社内容情報

ロールズの福祉主義的な正義論を批判し,自己所有権の絶対性を再び政治哲学の主題にのせたノージック。本書はノージック理論の紹介と共に公平な批判をめざしている。

【目次】

序論

第1章 ノージックの自由尊重主義
     アナーキーと国家の間/自己所有権テーゼ/正義の権原理論/
     最小国家/ユートピアのための枠?

第2章 自由尊重主義的権利
     個人の権利対効用/不可侵の権利/自然権とジョン・ロック/
     カント的基礎と生の意味/自衛と処罰

第3章 最小国家の擁護
     アナーキーのための議論/ロック的苦境/同意理論/ノージック
     の見えざる手/ノージック的方法論/国家の合理的受容可能性/
     独占の問題/無政府主義者への強制/リスクと手続的権利/権利
     の衝突?/賠償原理/最小国家

第4章 正義の権原理論
     権利、配分的正義、最小国家/正義の諸理論―結果状態、パタン
     歴史/権原理論/自由とパタン/パタンの崩壊/随意的移転/パ
     タンと課税/二つの自由/権原と自由/権原概念の拒絶?/獲得
     における正義/ロックの所有論/ロック的但し書きとノージック
     的但し書き/ベースラインの問題/匡正における正義/結論

第5章 ノージックと正義哲学
     ノージック対ロールズ/ノージック対平等/ノージック対マルク/
     ス/自由尊重主義とユートピア主義/自由尊重主義、リベラリズ
     ム/保守主義/自由尊重主義の魅惑


読書を進めるための手引き
訳者解説『アナーキー・国家・ユートピア』のために
文献目録
索引

内容説明

自由、平等、幸福などの諸価値は共存できるか。国家はどこまで正当化されうるか。自由尊重主義の知将ノージックの全貌。

目次

第1章 ノージックの自由尊重主義
第2章 自由尊重主義的権利
第3章 最小国家の擁護
第4章 正義の権原理論
第5章 ノージックと政治哲学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

16
事実上リバタリアニズムを創始したノージックの「アナーキー・国家・ユートピア」の全体に渡る唯一の邦訳解説書。人は自らとその所有物に関して絶対的な自由権を持ち、いかなる福祉のためでありそこから他者が何か得るのは不当である、という極めてシンプルな権利概念をコアに、最小国家、多元的なユートピア構想とアクロバットな議論を展開して政治哲学史上に画期を成した議論の輪郭を明らかにしながら、それがどこまでは正当でどこまでは正当化に失敗しているのかを批判的に論じ、更に訳者解説でそれへの長大な批判的応答もおまけに付いている労作2017/07/17

ステビア

2
『アナーキー・国家・ユートピア』への非常に良いイントロダクションになるだろう2013/08/02

うえむら@教採

1
森村進先生による解説が非常に充実していて、大満足。『アナーキー・国家・ユートピア』の概要を知ることができるので、先にこちらを読むと、あちらも読みやすくなると思う。2014/10/11

kokoberu

1
ノージック『アナーキー・国家・ユートピア』の批判的詳解。ユートピアのための枠はやはり魅力的なアイデア。自己所有を巡る権原理論も道徳的直観に強く訴えてくる。最後に訳者による、リバタリアンから本書への批判的応答がついているのも有益。『アナーキー〜』がロールズ『正義論』に対する応答というだけでなく、社会的にはどういう文脈に位置付けられるかが知りたいところ。2011/12/15

Myrmidon

0
とても勉強になったが、功利主義者である自分からすると、ノージックに魅力を感じられず終わった。結局、ノージックの議論は単純であるが各所が穴だらけ・論点先取であり、成功しているのはロールズやマルクスへの批判だけ、という印象を抱いてしまった。2014/11/01

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