内容説明
二十一世紀のキー・ワードは「人権」である。こども、女性、外国人の人権。企業と労働者の関係をめぐる諸問題。民主主義の根幹にかかわる信教の自由をめぐる問題など、本書は人権の本質に迫り、人権の最新の問題群を明確にとらえている。
目次
第1章 人権の見方、考え方
第2章 幸福追求権
第3章 精神的自由権
第4章 家族をめぐる憲法問題
第5章 企業社会と人権
第6章 国際社会と人権
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
110
人間が社会的集団を構成(コモン・ウェルズとか、コニュニティーなど)し共同生活をスムーズに生きていくにあたって”人権”は極めて重要なキーワードである。法の下において人間は3つの権限が付与されている。”自由(肉体的・精神的)””平等(正確に言えば公平)””博愛(ここでは相互扶助の精神と定義する)”である。これらは3つと人権にかかわる法制度が憲法・法律の殆どを占めているといっても過言ではない。本書では過去・現在の人権にかかわる問題点んを取り上げ、判例等も用いて詳細に語られている。2016/09/03