相手の立場に立つ―ヘアの道徳哲学

相手の立場に立つ―ヘアの道徳哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 300,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326152506
  • NDC分類 133.5
  • Cコード C3010

出版社内容情報

権利,医療,教育問題などの実践的課題に倫理学はどこまで有効であろうか。本書はこうした問に答える倫理学としてR.M.ヘアの理論を分り易く解説したものである。

目次

第1章  プラトンとヘア
 1 与えられたモラルと自己決定としてのモラル
 2 ヘアによる解決の糸口
 3 客観的価値は存在するだろうか
 4 理想対利益

Ⅰ 道徳語の分析

第2章  原則の決定
 1 命令法の論理
 2 道徳判断の役割
 3 原則の決定
 4 「よい」の意味(1)
 5 「よい」の意味(2)

第3章  道徳的推論
 1 相手の立場に立つ
 2 利益の調停と理想
 3 リベラルと狂信家

第4章  道徳語の論理的特質―指図性と普遍化可能性―
 1 ヘアまで
 2 ヘアによる批判
 3 指図性
 4 普遍化可能性

Ⅱ 新しい功利主義

第5章  二層理論
 1 道徳的葛藤
 2 一般的原則と限定的原則
 3 直観のレベルと批判のレベル
 4 功利主義の擁護

第6章  ヘア版功利主義
 1 幸福から選好へ
 2 全体の立場に立つ
 3 理想的観察者と公平なる仁愛
 4 カント説と功利主義の総合

第7章  他者の悲しみ―『道徳的思考』第五章―
 1 他者の苦しみを知ること
 2 人格の自己同一性と「私」の指図的意味
 3 <未来の自己の選好>と<他者の選考>
 4 選好ー功利主義と幸福ー功利主義

Ⅲ 実践―問題の解決へ―

第8章  権利と効用
 1 全体の幸福か小数者の権利か
 2 権利の効用
 3 選好の個人内比較と個人間比較
 4 個人の非代替性とモラルの普遍性

第9章  医の倫理
 1 絶対主義と功利主義の対立
 2 安楽死
 3 妊娠中絶
 4 人格のかけがえのなさと直観レヴェル
 5 人間とは何か―事実と規範―

第10章 平等
 1 経済の場合
 2 教育の場合
 3 利益―平等主義
 4 事実としての平等と規範としての平等
 5 世界的飢餓と動物の問題
 6 利益平等主義と環境倫理

第11章 道徳の教育
 1 一般的原則と性格形成
 2 道徳語の用法を学ぶ(1)―指図性―
 3 道徳語の用法を学ぶ(2)―普遍化可能性―
 4 リベラルな教育観と権威主義

第12章 なぜ私は道徳的であるべきか
 1 モラルの原則と個人の利益
 2 良心と義務以上の行為
 3 ヘアと我々(1)―二種類の相手―
 4 ヘアと我々(2)―世界的視野から―

主要参考文献
索引

内容説明

道徳語の分析、新しい功利主義。そして実践問題へ。20世紀倫理学の大成者R.M.ヘアの理論を分り易く解説する。

目次

プラトンとヘア
1 道徳語の分析(原則の決定;道徳的推論;道徳語の論理的特質―指図性と普遍化可能性)
2 新しい功利主義(二層理論;ヘア版の功利主義;他者の悲しみ―『道徳的思考』第5章)
3 実践 問題の解決へ(権利と効用;医の倫理;平等;道徳の教育;なぜ私は道徳的であるべきか)