内容説明
そのつど、〈現れの体系〉に捲き込まれている我々の〈生〉を記述し、構造へともたらす現象学の果敢な実践。
目次
第1章 構造論的現象学への途上で―経験の根源性への問い(内的経験と外的経験;現象学的エポケーの意図と課題;エポケーによる現象野の開示)
第2章 構造概念への現象学的―存在論的問い(構造理論の諸原理の原理への問い;同一性と差別とへの問い;構造的と構造論的という概念;構造論的無差別と中和性)
第3章 現象の構造論的体系(現出体系の構造分析;投網構造とその両義性;志向性と充実化の構造;現出体系の発生論)