出版社内容情報
マルクス主義世界観の地平を，その唯物論・人間論・物象化論の解明によって切り拓き，その全体象を剔抉せんとする。稀覯「マルクス主義認識論のために」を併録。
目次
第一部 マルクス主義”哲学”の地平
1 マルクス主義的唯物論とは何か
2 ”近代”思想の地平を超えるもの
第二部 マルクス主義と人間の問題
3 唯物史観における人間の問題
4 マルクス主義と”実存”の問題
第三部 マルクス主義と自由の問題
5 歴史法則と諸個人の自由
6 唯物史観と階級闘争史観
第四部 マルクス主義と「物象化」論
7 『資本論』における「物象化」論
8 「疎外論」から「物象化論」へ
附 マルクス主義研究への視角
附論1 マルクス主義の地平と物象化論
附論2 マルクス主義認識論のために
追記―良知力氏の御批判によせて―
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