出版社内容情報
この巻には、フッサールとの往復書簡に始まって(1891年)、没年(1925年)のヘーニヒスワルトとの書簡まで、13名との往復書簡と最晩年(1924年)の日記を収録する。主な相手は、クーチュラ、ヒルベルト、ジャーデイン、ペアノ、ラッセル、ウィトゲンシュタイン。いずれも20世紀の哲学・数学界をリードする人物たちである。とりわけフッサールとの意味論をめぐる論争、ラッセルとの20通に及ぶパラドクスと論理的意味論についてのやりとり、ペアノとの記号法や定義をめぐるそれ等が貴重である。フレーゲは講演などでは余り積極的で
【目次】
1 フレーゲ=フッサール往復書簡〔1891/1906〕
2 フレーゲ=ペアノ往復書簡〔1895/1903〕
3 フレーゲ=ヒルベルト往復書簡〔1895/1903〕
4 クチュラよりフレーゲ宛書簡〔1899/1906〕
5 フレーゲよりリープマン宛書簡〔1900〕
6 フレーゲ=ラッセル往復書簡〔1902/1912〕
7 フレーゲ=コルゼルト往復書簡〔1903〕
8 フレーゲ=ジャーデイン往復書簡〔1902/1914〕
9 フレーゲ=ディンクラー往復書簡〔1910/1920〕
10 フレーゲよりウィトゲンシュタイン宛書簡〔1914/1920〕
11 フレーゲよりツィグモンディ宛書簡〔1918以降〕
12 フレーゲよりリンケ宛書簡〔1919〕
13 フレーゲ=ヘーニスワルト往復書簡〔1925〕
14 フレーゲの「日記」〔1924年3月10日~5月9日〕
編者解説 (野本和幸)
編者あとがき (野本和幸)
索引
内容説明
フッサールから始まり、没年のヘーニヒスワルトまで、20世紀の哲学・数学界をリードする人物13名との往復書簡および最晩年の「日記」を収める。
目次
フレーゲ=フッサール往復書簡(1891/1906)
フレーゲ=ペアノ往復書簡(1894‐1903)
フレーゲ=ヒルベルト往復書簡(1895‐1903)
クチュラよりフレーゲ宛書簡(1899‐1906)
フレーゲよりリープマン宛書簡(1900)
フレーゲ=ラッセル往復書簡(1902‐1912)
フレーゲ=コルゼルト往復書簡(1903)
フレーゲ=ジャーデイン往復書簡(1902‐1914)
フレーゲ=ディンクラー往復書簡(1910‐1920)
フレーゲよりウィトゲンシュタイン宛書簡(1914‐1920)〔ほか〕
著者等紹介
フレーゲ,G.[フレーゲ,G.][Frege,Gottlob]
1848‐1925。ドイツの論理学者・数学者・哲学者。イエーナ、ゲッティンゲンで主として数学を学び、ゲッティンゲンで博士号、イエーナで教授資格を獲得。1918年の引退までイエーナ大学の数学嘱託教授(ツァイス財団の間接的援助による、冠講座教授に相当)。『概念記法』(1879)により現代論理学を創始。『算術の基礎』(1884)、『算術の基本法則』(1(1893)、2(1903))により、算術を論理学によって基礎づける論理主義を提唱。また言語・論理に関する透徹した哲学的考察を通じ「言語への転回」を用意し、ラッセル、ウィトゲンシュタイン、カルナップらに決定的影響を与え、分析哲学の祖と称せられる。のみならず、現在も欧米をはじめ世界の哲学界に深甚な影響を及ぼし続けている
野本和幸[ノモトカズユキ]
1939年生。創価大学教授・東京都立大学名誉教授
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