島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究

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島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326102747
  • NDC分類 302.74
  • Cコード C3010

出版社内容情報

帝国日本の研究者は一体何を調べようとしていたのか。研究者と「島民」、帝国日本の意思、国策会社の活動が交錯する〈島〉の姿を描く。

日本統治下ミクロネシア、コロール島に存在したパラオ熱帯生物研究所。サンゴを中心とした熱帯生物研究で世界トップクラスの研究水準を誇ったパラオ研の活動を中心に、生物学、医学、人類学、民族学等多様な研究者による調査研究の展開と歴史に翻弄された彼らの軌跡を描く。〈島〉をめぐる研究者の経験と知の政治性を問う。

内容説明

帝国日本の科学者は南の島で何を調べようとしていたのか。研究者と「島民」、帝国日本の意思、国策会社の活動が交錯する“島”の姿を描く。日本統治下ミクロネシア、コロール島に存在したパラオ熱帯生物研究所。サンゴを中心とする熱帯生物研究で世界トップクラスの研究水準を誇ったパラオ研の活動を中心に、生物学、医学、人類学、民族学等多様な研究者による調査研究の展開と歴史に翻弄された彼らの軌跡を描き出す。“島”をめぐる研究者の経験と知の政治性を問う。

目次

プロローグ “島”にわたった科学者たち
占領と視察―第一次世界大戦と南洋研究の起源
南洋庁と現地調査(1)―民族誌と自然人類学
南洋庁と現地調査(2)―ヤップ島の人口減少をめぐって
「文明」から遠く離れて―土方久功と「裸の土人たち」
サンゴ礁の浜辺で―パラオ熱帯生物研究所の来歴
緑の楽園あるいは牢獄―パラオ熱帯生物研究所の研究生活
“島”を往来する―南洋学術探検隊・田山利三郎・八幡一郎・杉浦健一
「来るべき日」のために―京都探検地理学会のポナペ調査
さらに南へ!―戦時下のパラオ熱帯生物研究所とニューギニア資源調査
パラオから遠く離れて―パラオ研関係者のアジア・太平洋戦争
“島”が遺したもの―南洋研究と岩山会の戦後
エピローグ 科学者が歴史を記録するということ

著者等紹介

坂野徹[サカノトオル]
1961年生まれ。1994年東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学。現在、日本大学経済学部教授。専攻、科学史・科学論(博士(学術))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

1
ふむ2023/07/13

転天堂

0
曽祖父が南洋群島に行ったことがある、というのを最近知ったため、当時のことをもっと知ろうと読んでみた。もちろん日本の植民地政策とは切り離せないテーマではあるが、戦前の理化学研究所の話といい、今ではもう夢物語でしかないような、「研究者の楽園」といった側面も感じられた。島津男爵の話が意外だったのと、梅棹忠夫の沈黙はやや気になるところではある。2023/09/05

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