メタ倫理学入門―道徳のそもそもを考える

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メタ倫理学入門―道徳のそもそもを考える

  • 佐藤 岳詩【著】
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  • 勁草書房(2017/08発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 338p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326102624
  • NDC分類 150
  • Cコード C3010

出版社内容情報

「私たちは何をすべきか」を考える規範倫理学に対して、一歩後ろから「そもそも、なすべき正しいこととは何なのか」を考えるメタ倫理学。暗黙の前提をひっくり返し、議論の土台を新しく整備して、先入観や思い込みに気づかせてくれるのがメタ倫理学の役割だ。初学者向けに丁寧に論点を整理し、読者が自分の倫理を考える旅へといざなう。

内容説明

善いとか悪いってどういうこと?一歩下がって考えることで、深くて広い新しい世界が見えてくる。丁寧に論点を解きほぐし、読者が自分の倫理を考える旅へといざなう日本初、待望の「メタ倫理学」入門書!

目次

1 道徳のそもそもをめぐって(メタ倫理学とは何か;メタ倫理学にはどんな立場があるか)
2 道徳の存在をめぐって(「正しいこと」なんて存在しない―道徳の非実在論;「正しいこと」は自然に客観的に存在する―道徳実在論(1)自然主義
「正しいこと」は不自然であろうと存在する―道徳実在論(2)非自然主義的実在論
そもそも白黒つけようとしすぎじゃないのか―第三の立場と静寂主義)
3 道徳の力をめぐって(道徳判断を下すとは自分の態度を表すことである―表出主義;道徳判断を下すとは事実を認知することである―認知主義;そもそも私たちは道徳的に善く振る舞わねばならないのか)

著者等紹介

佐藤岳詩[サトウタケシ]
1979年北海道岩見沢市に生まれる。2010年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

31
5年くらい積んであったけどやっと全部読めた…。よくまとまった好著だと思う。2022/06/29

田氏

20
右を見ても左を見ても、どこを向いても正しさを叫ぶ誰かしらが見えてしまう昨今、その「そもそも」を問うメタ分野って今一番おもしろい領域だと思うのだけれど、流行る気配はもちろんないし、自分の階層までメタの語が届く気配も今のところない。むしろ芸事界隈においては逆に「我等こそ正義ゆえに正義なり、世界よ我等たれ」と叫ぶことが美徳とされすらするのだが、話を戻そう。メタ倫理学が問題とする事柄、議論してきたものを概観するには、過去読んだ倫理学関係の本の中で最も頭に入ってきやすかったように思う。図書館本でなく手元に置きたい。2024/11/26

テツ

20
この世界に絶対の正義も道徳もある筈がない。それは解っているけれど、自分の中でだけでも確固とした何かを築きたい。多種多様な主義について、その構成や問題点について(良い意味で)広く浅く触れていて、メタ倫理学についてきちんと学べる良書。正解などなく最終的には自らの好みで選択するしかないのだけれど、そこに至るまでに様々な倫理的な視点を経由することにより、自らの倫理観を育むと同時に、他者のそれを許容するような知性と知識も積み重なっていく。2022/07/21

K

14
倫理学の授業の参考で読んだ。メタ倫理学における様々な立場を取り上げ、その優れた点、問題点を紹介している。説明が非常に分かりやすかったし、注も充実してて、かなり「誠実」な入門書という印象だった。「倫理的価値や理由は実在(観念ではなくて)するのかどうか」の議論は非常に興味深かった。それがどうなるかで、道徳の捉え方が全く変わってきてしまうので、やはり慎重な議論が重要であると思う。最終章あたりの「Why be Moral?」問題も面白かった。道徳のそもそもを問うというのは、真剣にやるとかなり難しいという印象。2021/07/25

ころこ

11
タイトルにある『倫理学』よりも、表紙のキャラクターの着ぐるみに表されている『メタ』に惹かれて読んでみました。章の前後にまとめはあるものの、分類分けに地道に付き合っていけないと、途端に迷子になります。そもそも具体例は乏しい分野なので、『倫理』に惹かれた読者には読み進めるのが苦しい場面もあるかも知れません。ただし、この様な学問分野があり体系立っているところへ、外野から荒らしまわるのは避けたいですが、『メタ』に寄っている内容かといえば、個人的にはかなり不満が残りました。例えば①暗黙の裡に相互主義に立っているが、2017/10/01

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