出版社内容情報
倫理学は科学と同じく、漸進的に発展・進歩するのだ。規範倫理理論のメタ倫理学的考察を通じて明らかになる自然主義的実在論の理路。
蝶名林 亮[チョウナバヤシ リョウ]
蝶名林亮(東洋哲学研究所研究員・創価大学非常勤講師)
内容説明
倫理学は科学と同じく、漸進的に発展・進歩するのだ!規範倫理理論のメタ倫理学的考察を通じて明らかになる、自然主義的実在論の理路。
目次
第1章 現代メタ倫理学の見取り図
第2章 自然主義的道徳的実在論
第3章 自然主義のための説明的論証
第4章 ボイドによる「規範倫理理論による論証」の提案
第5章 理論論証の擁護
第6章 理論論証と非自然主義的な規範倫理理論
第7章 理論論証への反論(1)―経験的反論
第8章 理論論証への反論(2)―哲学的反論
第9章 自然主義のさらなる強固な擁護へむけて
著者等紹介
蝶名林亮[チョウナバヤシリョウ]
カーディフ大学博士後期課程修了。博士(哲学)。創価大学・非常勤講師、東洋哲学研究所・研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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代拿邁人☆
1
科学においてはその背景理論が大きく間違っているとすると予測の正しさが奇跡になってしまうのは分かるが、倫理学においてもそうだろうか。むしろ、背景理論が道徳判断を作り出すというような関係があるのではないか、と思った。倫理学が何をやっていて、それと道徳や私たちの直感がどう関係するかという点が問題かもしれない。2022/12/11
わんぱら
0
倫理学は科学になれるかを論じるものだが、科学とは何かという科学哲学に本格的に踏み込むというわけではなく、自然主義的実在論を科学と措定した上で、道徳が自然主義的実在であると主張する本。 最初の部分はメタ倫理学の分布を解説したものでありコンパクトでわかりやすあ。しかし、本論に入ると論証の脆弱さが目立つ。そもそものスタンスが、自然主義的道徳実在論がもっともらしいことを示すことにあり、その議論が真であることや、それ以外の議論を排除することを目的としていないので、その程度に止まる議論。2017/06/28




