内容説明
経験の構造から源泉、そして深層へ!フッサール、メルロ=ポンティ、ベルクソン、ミシェル・アンリといった哲学者たちは、私たちの生にとって最も本質的な「経験」という問題をどのように論じてきたのか。彼らの思想の独自性と類縁性を浮き彫りにしつつ、私たちの経験の起源を探求する。
目次
1 経験の構造(理念性と経験―フッサール;身体的経験と理念性―メルロ=ポンティ;生命と経験―ベルクソン;)2 経験の源泉(理念性と時間―フッサール、メルロ=ポンティ;世界とコギト―フッサール、ハイデガー、メルロ=ポンティ;人間的経験と時間―ベルクソン)
3 経験の深層(原印象と生ける現在―フッサール、ヘルト;知覚の存在論―後期メルロ=ポンティ;生命の存在論―ミシェル・アンリ;時間の深層―ベルクソン)
著者等紹介
川瀬雅也[カワセマサヤ]
1968年東京都に生まれる。1998年立命館大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。1999年パリ第十大学D.E.A取得。現在、佐世保工業高等専門学校准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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