内容説明
著しく発展する脳神経科学の害を減らし、多くの恩恵を引き出すために必要な知識や心構えとは何か。氾濫する新しい知見のなかから事実を見きわめ、生活や社会に活かしていくために。
目次
脳神経科学リテラシーに向けて
1 認知機能の脳神経科学(知覚:環境変化の見落としについて;記憶:偽記憶研究の現在と未来;自由意志:常識的な見方を問い直す;意思決定:薬物依存と意思決定の歪み;道徳:理性主義と感情主義 ほか)
2 脳神経科学と社会(マインド・リーディング:脳から人の心を読む;ブレイン・マシン・インターフェイス:脳と機械を結びつける;精神疾患:心の病から脳の病へ;スマートドラッグ:薬物によるエンハンスメント;教育:神経神話を問い直す ほか)
著者等紹介
信原幸弘[ノブハラユキヒロ]
1954年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授
原塑[ハラサク]
1968年生まれ。東北大学大学院文学研究科准教授
山本愛実[ヤマモトマナミ]
1975年生まれ。玉川大学脳科学研究所特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あるーん
1
よんだよ2013/07/19
yk_tani
1
おすすめできない本。自然科学の知見自体の関する本ではないことに注意。あるトピックについて議論するかに見せかけながら、今のところよくわかっていないので今後よく議論していくことが必要だ、というような表現で終わる章も多い。章ごとに執筆者が違うので、fMRIなどの説明が何度も出てきて読みにくい。また、いろいろな実験結果が紹介されていて興味深いが、どのような実験のどの部分を引用するかについて恣意性があるのではないかと疑いたくなるような場面もあった。しかし、12章の教育と、14章の広告についての論は比較的面白かった。2013/05/17
フィネガん
0
著者の授業を受けているため、試験勉強として読んだ。2016/07/18
kira
0
学校のテスト勉強で読んだ。 以外と面白い。2014/07/12
ブックカバー
0
学校の授業の教科書として購入。リテラシー能力のみならず、脳神経科学に関する様々な知見が得られた。2014/07/10