出版社内容情報
性暴力の証明、イスラムのスカーフ着用、セックス・ワークや人身売買、そして結婚と離婚など、多様な場面で使われる〈同意〉。しかし、ひとたび〈同意〉について考えはじめると、わたしたちは他者との関係性の糸が織りなす世界に迷い込む。本書は自由と平等の地平を切り開き、これまで顧みられなかった性差の思想史をたどる。フェミニズム哲学への新たな入口。
内容説明
そもそも、“同意”って何?性暴力を証明する難しさ、イスラムのスカーフ着用の是非、セックス・ワークと人身売買の境界…ひとたび“同意”について考えれば、わたしたちは他者との関係性の糸が織りなす世界に迷い込む。フェミニズム哲学への新たな入口。
目次
プロローグ
序章 同意について
第1章 同意の美徳
第2章 同意の欠点
第3章 同意の野心
第4章 同意の貧困
エピローグ 同意の拒否とは?
著者等紹介
フレス,ジュヌヴィエーヴ[フレス,ジュヌヴィエーヴ] [Fraisse,Genevi`eve]
フェミニズム思想を専門とするフランスの哲学者。CNRS(フランス国立科学研究センター)・CRAL‐EHESS(フランス国立社会学研究院‐芸術・言語研究センター)名誉研究指導教授。著書多数。1997年から2004年まで社会党のジョスパン内閣の女性の権利省庁間連絡担当官、ヨーロッパ議会議員を歴任。政治の現場を知るフェミニストでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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